「地震」とは 9/25
地震は地下で起きる岩盤の「ずれ」により発生する現象です。
では、なぜこのような現象が起き るのでしょうか。硬い物に何らかの力がかかり、それに耐えられなくなると、ひびが入ります。地 下でも同じように、岩盤に力がかかっており、それに耐えられなくなったときに地震が起こる(岩 盤がずれる)のです。
では、どうして地下に力がかかっているのでしょうか。これは、「プレートテクトニクス」という説 で説明されます。
地球は、中心から、核(内核、外核)、マントル(下部マントル、上部マントル)、地殻という層構造に なっていると考えられています。このうち「地殻」と上部マントルの地殻に近いところは硬い板状の 岩盤となっており、これを「プレート」と呼びます。地球の表面は十数枚のプレートに覆われています。 (下図:地球の内部構造)
プレートは、地球内部で対流しているマントルの上に乗っています。そのため、プレートはごく わずかですが、少しずつ動いています。そして、プレートどうしがぶつかったり、すれ違ったり、 片方のプレートがもう一方のプレートの下に沈み込んだりしています。この、プレートどうしがぶ つかっている付近では強い力が働きます。この力により地震が発生するのです。 (下図:プレート運動の模式図)
世界中の地震の発生場所を見ると、地震が発生する場所と発 生していない場所がはっきりと分かれます。地震が沢山発生し ている場所が別々のプレートどうしが接しているところ(プレー ト境界)と考えられているところです。 (右図:世界の主なプレートと地震の分布)
ただし、全ての地震がプレート境界で発生しているわけでは ありません。ハワイや中国内陸部で発生している地震のように プレート内部で発生する地震もあります。
日本周辺では、海のプレートである太平洋プレート、フィリピン海プレートが、陸のプレート (北米プレートやユーラシアプレート)の方へ1年あたり数cm の速度で動いており、陸のプレー トの下に沈み込んでいます。このため、日本周辺では、複数のプレートによって複雑な力がかかっ ており、世界でも有数の地震多発地帯となっています。
(下図:1960年から2011年にかけての日本付近で発生した地震の分布図と 日本付近のプレートの模式図)
日本周辺では、海のプレートが沈み込むときに陸のプレートを地下へ引きずり込んでいきます。 陸のプレートが引きずりに耐えられなくなり、跳ね上げられるように起こるのがプレート境界の地 震です。 プレート境界の地震の例としては、南海地震、東南海地震、「平成15年(2003年)十勝沖地震」、 「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」があります。
プレートの内部に力が加わって発生する地震が、プレート内の地震です。プレート内の地震には、 沈み込むプレート内の地震と陸のプレートの浅いところで発生する地震(陸域の浅い地震)があります。
沈み込むプレート内の地震の例としては、昭和三陸地震、「平成5年(1993年)釧路沖地震」、 「平成6年(1994年)北海道東方沖地震」があります。
また、陸域の浅い地震の例としては、 「平成7年(1995年)兵庫県南部地震」、「平成16年(2004年)新潟県中越地震」、 「平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震」、「平成28年(2016年)熊本地震」があります。
陸域の浅い地震は、プレート境界で発生する地震に比べると規模が小さい地震が多いですが、 人間の居住地域に近いところで発生するため、大きな被害を伴うことがあります。
以上すべて気象庁のページにのっていました。
関西で陸域の浅い地震がありました。
よく地震情報で、深さ10kmとか、深さ60kmなどと表示されますが、地震発生源の深さです。
浅い深いの基準はわかりませんが、昨日の地震10kmはあきらかに浅い。
浅いと震源が近いということですから、その真上に住んでいる人には前触れの小さな揺れなどなく、突然ドンっと地震が発生します。
震度以上に大きく感じます。
あの阪神淡路大震災が典型です。
世界中で起きる大きな地震の2割が、この小さな日本で起きているそうですので、小さな地震が起きるたびにでも考えておかねばいけないと思います。
とりあえず、自分が寝ている場所に物が落ちたりタンスが倒れたりしないようにしましょう。ケガすると助かっても逃げれなくなります。
気象衛星ひまわり画像
おはようございます。
昨日はきれいな夕焼けで、夜は寒いくらいでした。
こちらの今朝の空は曇り。昼になりあったかくなると綺麗な空、いわし雲なども見えると思います。
今日もいいことありますように。