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「雲とは」その2 十種雲形 8/29

 上の写真は昨日自宅から撮りましたが、なんの雲だろう。
なんの雲か分かると、明日の天気が分かるかもしれない。
ま、すぐにそんなことは無理ですが、少し勉強するとこの雲は巻雲と巻積雲であることが分かります。飛行機雲が2本のびて行き、鳥が偶然に入りました。
ただのボケたスマホ写真。


十種雲形

 雲は個人で見たり友達と見るのは勝手で楽しいのですが、予報となるとそうはいきません。雲の形を十種類に分けて、世界で共有されていました。

 記号などでも共有されているようです。当たり前といえば、当たり前です。国ごとに違っていたら気象予報が出来ないですね。

 雲を観測するときは、その形や発生する高さによって、大きく3種類(高層雲、中層雲、下層雲)に分けられ10種類に分類されています。
国際的に決められている漢字や記号は以下の表です。

この英語をみると記号の意味が分かり役にたちそう。

この5つの漢字や英語を組み合わせて雲の名前と記号ができています。
漢字それぞれに意味があるので、名前を見るだけでどのような雲か見当がつくようになっています。

 ちなみに、
Cirrusはシーラス(英語)=つる、巻きひげ
Altoはアルト(スペイン語)=高い
Strausはストラタス(ラテン語)=広がる、平らにならす、層で覆う
Cumulusはキュームラス(ラテン語、英語)=積み重ねた山
Nimbusはニンバス(ラテン語)=黒い雲の意味
 このニンバスというラテン語はハリーポッターが競技で使った空飛ぶほうきがニンバス2000という名前に使われていた。
今は関係ないか。
元々はすべてラテン語かもしれません。


 以下はネットの「ちがくのとも」さんよりお借りした写真です。

 巻雲は晴れた日によく見られる、高~い空の雲です。
絹雲やすじ雲とも言ってました。ほんとにそんな感じです。
空が高~い雲があるということは、よく晴れているからですね。


 巻積雲はいわし雲、いや、さば?うろこ?ですね。見え方によって違いますね。空高~い雲です。
ひつじ雲との違いは一つ一つ大きさで、人差し指を伸ばして指の先に隠れればいわし雲です。


 巻層雲はうす雲とも言われます。
「月の暈日の傘、日の暈雨の傘」と母から聞いたことがありますが、巻雲から巻積雲、巻層雲と雲が変わっていくと天気のくずれを予想させる言い伝えのようです。あながち間違えではないようです。
ただ、月の暈(ハロ)は雲がよほど薄いことなので、翌日は日傘がいるよ、ということなのでしょう。
太陽や月の周りに虹色の光の輪「ハロ」が出るのは巻層雲です。


 高層雲はおぼろ雲とも言われます。
ベール状の雲で巻層雲と似ていますが、灰色の厚いくもです。
雲が厚いため太陽も月もぼんやりとかすんだように見えます。
おぼろ月が見えるときは、この高層雲です。
あまり理屈こねると風流ではなくなりますね。


 高積雲はひつじ雲とも呼ばれます。
巻積雲と見分けがつきにくいですが、これは雲の大きさです。人差し指を伸ばして、はみ出すようならば高積雲です。モコモコして群れをなすひつじのようです。



 乱層雲。お~!と今にも雨が降りそうな雨雲です。
乱という字が入ると雨の雲です。


 層積雲は上の写真よりも、もう少しどんよりとして低く灰色がかった雲で、地上より2km位にあります。この雲が乱層雲に変わると雨になります。


 層雲は霧雲とも言われます。その通りに地面に達すると霧です。
山にかかっているのをよく見る、高度の低い雲です。


 積雲は夏によく見る綿雲です。天気の良い日に見えますが、これが集まると、きれいな雄大積雲となります。



 積乱雲です。入道雲です。
積雲が発達して雄大積雲となり、雲頂には上層雲である巻雲が見えます。
下から上まで大きく発達した雲です。
それが全部、雲粒で出来ていますから、ぶつかり合って大雨になります。
あの雲の中ではものすごい対流が起きていて、上層の氷晶と下層の水滴が混ざりくっついて夏でも雹が降ってしまいます。
何回も混ざり合うことで大きな雹に成長することがあります。

。。。。。。。。。

 おはようございます。
いやいや、書いている途中でネットが繋がらなくなり、焦ってしまいました。

 なんか台風が発生したと天気予報で言ってましたので、明日は台風のことを調べて書いてみます。

 こちらの今朝は少し寒いくらいにさわやかでした。
夏の終わりを感じると寂しくなるのは、まぁ、わがままですね。

good time!

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