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冬の来る前に「日本海と雪」10/17

真冬になると天気予報でよく聞く言葉に筋状の雲、というのがあります。


下の衛星写真は去年の現象です。

冬型の気圧配置(2021年11月22日から24日)

11月22日から23日朝にかけて寒冷前線が通過した後、日本付近は次第に冬型の気圧配置が強まりました。その影響で北海道日本海側を中心に雪が降り、上川地方の幌加内町朱鞠内(しゅまりない)では24日12時までの24時間降雪量が77センチと統計開始以来観測史上1位を更新するなど、記録的な大雪となった所もありました。

ひまわり8号の画像では、前線の通過後に日本海で筋状の雲が発達し、主に北海道から東北地方にかけて次々と流れ込む様子が見られます。

日本海に並ぶの筋状の雲

https://www.data.jma.go.jp/video/data/kansoku/himawari/2021/j20211122.mp4



なぜ筋状の雲ができるか。
筋状雲

衛星画像で、多数の雲列が平行に並ぶパターンを「筋状雲」と呼びます。下層風に平行な走向を持ち、雲頂高度はほぼ一定です。下図のように平行なロール状の雲が形成されます。

上の図、気象庁のHPからもってきたので、わかりにくいのですね。
簡単に説明します。
斜め右上が大陸側で左側に雲が流れていくところをスパッと切った図です。

冬型の気圧配置(西高東低)になると大陸から冷たい空気が流れてきます。その空気は日本海水温よりも大幅に冷たい。冷たい空気は重いので下に下がります。
日本海の海水温のほうが大陸の空気より暖かいわけですから、、、
日本海から水蒸気が出てきます。すると、、

冬の朝、昨日の風呂の残り湯と同じ現象が起こるのです。風呂の湯は冷たくなっているのに水蒸気が出て、壁や鏡などに露がついている。

それが日本海上空でも起きて、雲となります。
雲はもくもくと上昇するのですが、大陸からの空気があまりにも冷たいので1500m位までしか登れない。そこで雲の循環が始まり小さな雲の塊になる。
その小さな雲の塊が上空の風に流され、ロール状にずら~っと伸びるのです。
これが筋状の雲です。

筋状の雲は大陸からの空気と海水温の差が大きいと発生しますから、九州の西でも発生します。

にそんな雲が並んでやってきますから日本海側は大雪となるのです。
筋状の雲きたら要注意。
もう一つ、筋状の雲の出来はじめが大陸に近いほど寒気が強いんです。

最初に載せた写真は去年の11月22日。あと1ヶ月位でそんなことが起こるかもしれません。
いや、要注意です。
今年は寒い冬になると言ってました。


気象衛星ひまわり画像

おはようございます。
こちら、なんと雨ではないです。昨日の予報ではあめでしたが、、。
そちらはいかがですか?
なんか全国的に雨予報となっていました。
雨の降りは調子悪くなるかもしれませんから気をつけてください。

今日もいいことありますように。


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