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気象 「台風」とは9/16

台風とは

 熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼びますが、このうち北西太平洋(赤道より北で東経180度より西の領域)または南シナ海に存在し、なおかつ低気圧域内の最大風速(10分間平均)がおよそ17m/s(34ノット、風力8)以上のものを「台風」と呼びます。

 台風は、通常東風が吹いている低緯度では西に移動し、太平洋高気圧のまわりを北上して中・高緯度に達すると、上空の強い西風(偏西風)により速い速度で北東へ進むなど、上空の風や台風周辺の気圧配置の影響を受けて動きます。また、台風は地球の自転の影響で北~北西へ向かう性質を持っています。

 台風は暖かい海面から供給された水蒸気が凝結して雲粒になるときに放出される熱をエネルギーとして発達します。しかし、移動する際に海面や地上との摩擦により絶えずエネルギーを失っており、仮にエネルギーの供給がなくなれば2~3日で消滅してしまいます。また、日本付近に接近すると上空に寒気が流れ込むようになり、次第に台風本来の性質を失って「温帯低気圧」に変わります。あるいは、熱エネルギーの供給が少なくなり衰えて「熱帯低気圧」に変わることもあります。上陸した台風が急速に衰えるのは水蒸気の供給が絶たれ、さらに陸地の摩擦によりエネルギーが失われるからです。

台風の大きさと強さ

 気象庁は台風のおおよその勢力を示す目安として、下表のように風速(10分間平均)をもとに台風の「大きさ」と「強さ」 を表現します。 「大きさ」は強風域(風速15m/s以上の風が吹いているか、吹く可能性がある範囲)の半径で、 「強さ」は最大風速で区分しています。

 さらに、風速25m/s以上の風が吹いているか、吹く可能性がある範囲を暴風域と呼びます。

気象庁のページから抜粋しました。

現在の台風

これは9/16、6:45発表の予報経路図
予報の中心を進めば、20日の朝3時には能登半島のあたりです。
風は、台風を中心に反時計回りで強い風が吹きますから、近づいてきたときは要注意です。雨はその前から降る予報になっています。
 また、台風が上空の偏西風に乗る時がずれれば、進路が大きく変わったり、早くなったり遅くなったりするので、進行方面への旅行は安全が一番と思います。帰りの交通機関のこともありますから。


気象衛星ひまわり9/16AM9:00
可視再現画像

 おはようございます。
台風の目がくっきりしてきました。どんどん強くなっているようです。上のような雲の塊がやってきます。
こちらの今日は、さわやか快晴とは言えませんが、いい天気。
明日からはしばらく雨予報でしたから、外回りの片づけなどしておこうと思います。暑くなりそうです。
気をつけて。
今日もいい日でありますように。

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