ブレイキングダウン10オーディションの話
去年のブレイキングダウン10のオーディションに出場し、ラウェイという、
ベアナックルのムエタイ世界王者と対戦した。
1R1分というルールだったので、
肩書は関係ない。と
出だしから飛び蹴りをした。
自分はボクサーだ。と自己紹介をしながら飛び蹴りスタートをしたのはすごく良かったように思う。
動画の様子を見返していて自分で笑えた。
飛び蹴りをして、まずワンツーを放った。
体重がしっかりと乗った衝撃が拳先と手首に伝わった。
その時に「先手を取った」
と、感じる事ができた。
そう感じたのを相手も感じたのか、すかさずローキックを放ってきた。
それと同時にココで決めなければ。と、
パンチの連打をたたみ掛けた。
そして、あっという間に1分が終わり、自分の手が上がった。
朝倉未来、朝倉海さんに誉めてもらった。
本当に嬉しい気持ちだったのだが、
なぜかブレイキングダウンの会場は静まりかえっていて、
「あれ?オレ、勝ったよな?え?」
という気持ちになったのを覚えている。
あれはなんだったのだろうか。
今でもわからない。
ただ、挑戦をして良かったとおもえた、
とても、とてもいい経験だった。