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スポーツ漫画にハマれない人がハマった『ブルーロック』

アニメがつい最近2クール目に突入した「ブルーロック」をご存知でしょうか。
つい最近、私も1クール目を一気見してしまいまして……
ハマってしまいました。

こんなに痺れるほどハマるのは久々で、誰かに語らないと気が済まないオタクの性が暴走し、noteへぶつけるに至った次第です。

さて、みなさんはどんなジャンルの漫画やアニメがお好きですか?
私はファンタジーから裏社会ものなど雑多にハマってきました。
しかしタイトルにある通り、私は今までスポーツ漫画やアニメにハマったことはありませんでした。

つまり、ブルーロックは私が初めてハマったスポーツ漫画(アニメ)です。
今までは漫画好きを知人に豪語していたのにも関わらず、スポーツ漫画にハマったり本を購入したりすることはありませんでした。
そんなスポーツ漫画にハマれなかった人もハマっちゃう「ブルーロック」の魅力を語ります。

つらつらと語っていますが、まだ私はブルーロックのアニメを追っているだけの素人です。
お手柔らかに今の興奮状態のみ語らせてください。

ひさびさに紙の本

なお,全巻購入済みです。
(このnoteを投稿したら読んでもいいことにしてます。早く読みたい)

では,ここから本文になります。

「ブルーロック」とは?

おはなし

W杯を優勝するストライカーを目指して、高校生300人が競い合うサバイバルサッカー漫画です。
週刊少年マガジンで連載中、既刊22巻。

観たきっかけ

アニメ化が決定か放送開始の頃に「マガポケ」というマガジン系列の漫画アプリで無料試し読みが開放されていた。
原作が「神様の言うとおり」で作画が「ドリィ♡キルキル」。
……普通のスポーツ漫画じゃないんだろうなと思ったことが読んだきっかけ。
そこで、25話まで読み一旦距離を置きました。
『これはハマるから近づいてはいけない。』
これを読んだらうまく言葉に出来ない熱いものが自分の中に生まれてしまう。語彙力なしオタクになってしまう!
そして何よりそこで警鐘が鳴ったのは、今までスポーツ漫画にハマったことないから。
買っても飽きてしまうんだろうから、やめておいた方が身のためだと思い踏みとどまりました。

その後、アニメが始まってからの流れは簡単。
ずっと気にはなっていたからとりあえずアニメ観るか〜→めっちゃ好き!!!です。
ゲームのアプリも入れました。毎日ログインボーナス貰っています。
現在「アニメ観るか〜」から2週間ほどです。

「ブルーロック」のススメ

普段から漫画はよく読む。
社会人になった今でも同年代と比較するとよく読む方だと思う。
書籍も購入するしKindleやアプリで電子書籍も購入する。
ただ、スポーツ漫画だけ購入していない。
そんな私がハマる要因となった3つのパズルのピースを考察します。
(ブルーロックでは思考をパズルの組みあわせで表現されます。)

①目指す姿

スポーツ漫画のイメージが、「高校生が部活のみんな」と「インターハイ優勝」を目指すイメージです。

スポーツに疎くともインターハイ優勝=全国一位ということはぼんやり分かりますが、卒業するとインターハイの存在から離れる。
「W杯で優勝する」は学生でなくとも、W杯を見ていなくても、4年に一度は必ず耳にする。
「W杯で優勝する」=「世界一」を目指すという目標は、想像しやすくて壮大で、主人公たちの憧れている感じが伝わりやすい。

スポーツ漫画には、運動が苦手な主人公が、あるスポーツと出会い、成長していく物語もあります。
運動音痴な私は、残りの体育の授業数を数えてカウントダウンをするくらい運動が苦手でした。
スポーツで気持ちをコテンパンにされてきた私にとって、スポーツで成長していくなど、想像できない夢物語。
主人公への共感がなかなか難しいのです。
体育でテニスの期間、サーブが1度も入ることなく終了したあの日々を思い出してしまった……。

ブルーロックは「俺」が「世界一のストライカーになる」ための物語。
日本を飛び出とる。
目的が壮大だけどはっきりと、分かりやすい形をしている。

②ルールが分かる!

体育の授業で習ったルールしか出ない。
ゴールにボールを入れたら1点入る。
とにかくボールをゴールに入れたら勝ち。
物語もとにかく点取りを軸に、1試合を引き延ばさずスピーディにサクサク進みます。

あと、ポジションなどもありません。
全員フォワード。ストライカー。
攻めのみ。
サッカーをよく分かっていない私でも、ゲーム設定が単純化されて読みやすくなっています。

そして、負けたら二度と日の目は見れないというサバイバル要素が物語にヒリヒリ感をプラスします。

勝ったやつは上にあがり、負けたやつは去る。
これが大きなストーリー展開です。

サッカーのゲーム設定が分かりやすく単純化されていることで、熱い物語に集中できます。

③全員主人公の個性

サッカーにおいてゴールを決めるというのは、その盤上で一番目立つということ。
世界一のストライカーになりたい彼らは全員が、自分が一番目立ちたい。
見た目も性格も個性が強い。
ブルーロックでは「エゴイスト」という言葉がよく使われる。
最強のエゴイストこそ最強のサッカー選手。

登場人物全員が主人公のような強個性を持っていますが、共感しやすい「凡才」側にいるのが本作の主人公・潔世一。
成長スピードが凡才ではないが、自分の武器を活かすため深く考え実行していく姿は応援したくなります。

主人公は理詰めで考えるタイプなので、試合中もペラペラしゃべりません。
試合時間の中で考え抜き、自分がゴールをするために成長していく。
1つの試合どころか1つのゴールごとに、着実に成長していく主人公。
これが「エモい」という感情ですか……?

他に、潔世一の相棒のような立ち位置の変人・蜂楽廻は…とキャラひとりひとりの主人公っぷりを話していったらキリがない。
裸族にお嬢にギザ歯に坊主にオシャ。

今まで読んできた青春系のスポーツ漫画だと、ライバル校が多いほどキャラが多く、漫画を一読しただけじゃ私は覚え切れませんでした。
友達にオススメ!と貸されても誰が誰か覚え切れず語り合えず申し訳なく。
キャラが多すぎる、というのも青春系のスポーツ漫画を敬遠していた理由だったかもしれません。
ブルーロックには、スポーツ漫画にたまに現る「地味さ」を武器にするキャラがいません。
強個性でキャラの名前も性格もすぐに覚えられました。

作中にループタイがサッカーボールデザインの、監督的立場の絵心甚八(えごじんぱち・通称:エゴ)というキャラがいますが、ここまでの記事をエゴのような口調で書いていて危なかったです。
一応推敲しましたが、途中エゴみたいな口調になっていたらすみません。


以上3点が、普段スポーツ漫画にハマらない人も「ブルーロック」にハマれるパズルピースです。

サッカー大好き・スポーツ大好きな人がハマるのは元より、スポーツ苦手な人もハマっちゃえる漫画です。
興味あるけど、とタイトルを見て読んだ貴方はアニメからサクサク入りましょう。とりあえず第一話を見ましょう。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
共感して頂ける方がいらっしゃいましたら、ぜひ語りましょう。
ただし私はブルーロックの漫画全巻を読んで参りますので、しばらく不在にします。

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