読書記録「透明な螺旋 / 東野圭吾」
ガリレオシリーズの長編作品。
長編作品は「容疑者xの献身」「聖女の救済」「真夏の方程式」「沈黙のパレード」に次いで5作目かな。今作は、"ガリレオ"こと"湯川学"自身に焦点を当てた作品である。
ガリレオシリーズのイメージとして、短編は物理学、長編は人間ドラマが軸となっている。長編作品の方が、推理小説が苦手な人にも読みやすい作品になっていて、特に今作「透明な螺旋」はその印象を受けた。
そして、長編は読んだ後に初めてタイトルの意味が理解できる。今作も絶妙なタイトルで唸らされる。
最近の東野圭吾作品はエンタメ性が高く読みやすい印象なので、ガリレオシリーズ初めての人が読んでみてもいいかもしれない。
コロナが終息した世界線のような描写があるため、今より少し未来のお話である。
▽「マスカレード・ゲーム」
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