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星槎道都大学卒業生 福田悠野さん 【番外 ステートメント演習3】

星槎道都大学美術学部デザイン学科を卒業し、現在は教職に就きながら制作活動を続ける福田悠野さんの希望で、ステートメントのブラッシュアップを行った。提出された第1稿に対して、3〜5問ずつの質疑応答を往復し、書き直してもらった。西村も例となる文を書いて今後の参考としてもらった。

福田悠野さんの第1稿

《萌える未来 Ⅱ》 (図版では見づらいが、花の間から子どもが姿をのぞかせている)

【福田悠野 第1稿】
〈タイトル〉
癒しのほっぺを描く理由
〈本文〉
 見る人、そして描いている私自身の心が癒され、和む作品を描いています。幼い子どもをモチーフにする理由は、第1に、私自身子どもが大好きだからです。作品と作者は表裏一体だと考えているので、制作者である私が癒されていなければ、見る人を癒す作品は生まれない理屈です。
 そして第2に、小さな子どもは誰が見ても愛おしさを感じ、癒され、和んでしまう存在であると考えるからです。それはきっと単なる愛らしい造形だけが理由ではなく、自分自身の幼い頃の記憶や子ども、孫、親戚等を思い起こし、或いは本能の段階で、生命の喜びや希望を感じるからではないでしょうか。
 従って、見る人がそれぞれの思う“子ども像”を重ねられる様に、顔の造形等ははっきり描かず、子どもならではの姿勢や仕草、特徴を丁寧に描くこと、そして楽しさ、明るさが感じられる色遣いを大切にしています。
(364字)

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