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第99回 天皇杯 決勝(新国立競技場)

明けましておめでとうございます🎍

今年も皆様のご健康とご活躍をお祈りしております。

久しぶりにTVの前に坐り、天皇杯決勝(ヴィッセル神戸 vs 鹿島アントラーズ)を観戦。

2020オリンピックに向けて作られた「新国立競技場」のこけら落としとしてこの試合が行われた。

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※画像はJFA、Jリーグより。

旧国立競技場は6年前に選手権の開会式で歩かせてもらった。当時、旧国立最後の選手権だったのが懐かしい。

2020オリンピックに向け完成したスタジアムで最初の歴史を刻む一戦。

そこには、昔から注目する「小さな戦士」がいた。元スペイン代表、アンドレス・イニエスタだ。彼はFCバルセロナの育成組織(ラ・マシア)の出身で神戸に加入するまではバルサ一筋の選手だった。バルサの黄金期を作った一人でもある。

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5年前に現地バルセロナ(カンプ・ノウ)で試合を観たときは衝撃的だった。ボールを操り、人を操り、空間も操っていた。それをしているのがイニエスタ、シャビだった。2人は日本人に体格が似ているし、フィジカルレベルも近かったと思う。

スピードやパワーがなくても世界最高峰のチームで戦える。それは1つの信念にもなった。

なぜ、それが出来るのかを少しだけ話したい。

まず、ボールコントロールスキル(ここではボールを操る技術)がとても高いことが大前提となる。ボールを見なくても触れる、蹴れる、運べる。これは強みだ。
そして、サッカー理解度がとても高い。
個人的に思うサッカーという競技は「逆取り」の連続だ。

パス or ドリブル、右 or 左、前 or 後、近く or 遠く...

すごくシンプルだが、動きながらボールを足で扱うために難易度は高くなる。

+で観て考えながらプレーしなくてはいけない。

簡単じゃないことはわかるだろう。

ヴィッセルに所属していた友人に、イニエスタの凄さを聞いことがある。

最初に思ったことは、パススピードはそこまではやくない。早いのは止めてから蹴るまで。きちんと止めるから早く蹴れる。ここの部分は真似できないレベルだと話していた。サッカー的な言葉で表すと「プレースピードが早い」ということになる。

ノンストレスでプレーしているように見えるのはプレースピードが早いからである。

パーソナルを中心にプレースピードが早くなるようにスキルの部分と頭や身体の部分をトレーニングしているが、これは日本人は特に早くから取り掛かる必要があると思っている。

いくら正確なパスで、強くて速く蹴れても世界では通用しない。

クラブでも代表でも世界一になった「本物」が日本にいて、身近に観にいける...

贅沢ですよね。素晴らしい環境の一つです。

観て学ぶことはたくさんある。

観て真似することも大事。だけど、ただ真似するのではなく考えながら真似できたら少し成長は早くなるでしょう。

言語化できると最高です。

一人でも伝える人が増えるといいなぁ...

そんなことを思って元旦を過ごした。

クラブ創設から25年。初タイトルを獲得された「ヴィッセル神戸」関係者の皆様、天皇杯優勝おめでとうございます。

2020シーズンもスペクタルなサッカーを魅せてください。

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#ただしのサッカーの全て  

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