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【古文】『源氏物語』『紫式部日記』/あえて古文を読む

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英文学を読むなら英語で、ロシア文学を読むならロシア語で、『源氏物語』を読むなら古文で。 外国語ならば、翻訳者に委ねるのも仕方なしとしても、せめて日本の古語なら、現代の作家が自己の…
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#清少納言集

【和歌】清少納言/『紫式部日記』登場の歌人(3/4)

清少納言(康保3年〈966年〉頃~- 万寿2年〈1025年〉頃)  父は清原元輔、『万葉集』の読解と『後撰和歌集』の選者を務めた歌人、曽祖父(または祖父)は『古今和歌集』の代表的歌人である清原深養父、夫は藤原斉信の家司橘則光、子は橘則長、後に摂津守藤原棟世と再婚、娘は小馬命婦  正暦4年(993年)冬頃から長保2年(1000年)まで一条帝の中宮藤原定子に仕え、中宮定子の死後(長保3年(1001年)頃)『枕草子』を書き上げる。 『清少納言集』  日常生活を描写した即興的な歌が