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何かに決めて欲しい友人と、自分で決めたい私

どこかで「日本人はどこの国の人よりも占いが好きで、お金をかける」という話を聞いた。

その情報が確かかは分からないけど、無宗教な国だからそういうこともあると思う。

神とか指導者とかが不在の中で、占いは自分で何の責任も持たずに自分の何かを決めるのに持ってこいのツールだろうから。


私も昔は占いが割と好きだった。

毎日の星座占いや半年ごとに出る雑誌の占い、しいたけ占いも必ずチェックしてたし、手相もそこそこ詳しい。

でもライフコーチングを受けて以降、占いに大して全く何も思わなくなってしまった。

もっと言うと、自分を知らない誰かや何かの言葉に反応しなくなった。


すごく仲の良い友達で、占いが大好きな子がいる。

その子はいわゆるスピリチュアル的なものが好きで、根拠が無ければ無いほどハマっている気がする。

多分、ロマンを感じるんだと思う。

私がアーユルヴェーダにハマって本を読んでいた時に彼女に勧めてみたけど、それもなんか違うらしかった。

彼女はパワーストーンとか、タロットが好きなのだ。

占いも、いわゆる星座占い的なものはもちろん、ひとりひとりきちんと占ってもらうタイプの手相的なものも大好きだ。

そういうスピリチュアルパワーを信じているからこそ、占い師やらタロットカードの言葉を信じて、励まされたりしているみたい。

そんな彼女はとてもロマンチストで空想家だと思う。

私と同じで洋服のデザイナーだけど、タイプが違うなぁと思う。

ロマンチストなところが彼女らしくて、視点がユニークで話が楽しくて彼女のことは大好きだ。

だけど、決断の仕方やきっかけが私とは大きく違うのだなと思う。

私は、シンプルに、自分のことは自分で決めたい。

読み物やコンテンツとしては面白いとは思うけど、

友人や旦那の言葉ならともかく、見知らぬ人や星回りに私の未来は決められたくないし決められない。

ライフコーチングを受けた時、時間とお金を割くならこういう方が好きだな、と思った。

自分で自分を占う感じ。

自分自身で、自分自身の中に踏み込んでいく感じ。

その友人にとって、リアルに向き合う事はロマンに欠けるのだと思う。

自分自身に向き合って問い詰め合うより、見えない何かに決めてもらったり覗き込んでもらう方がきっと楽しくて気持ちいいのだ。

そして日本人には、そういう人が多いのかもなとも思った。

誰かに決めてもらうって気楽だし、失敗しても落ち込まないし。


結局は自分の背中を自分で押したいならライフコーチング、誰かに押して欲しいなら占いが合ってると思う。


占いを嫌いになったり距離を置く必要は無くて、自分自身に向き合うのが疲れたらたまには占いに頼るのもアリだなと最近気付いた。

また面白い道が開けるかもしれないし。

ライフコーチングを受けていた時を思い出しながら、ふとそんなことを思った夜だった。



#占い #ライフコーチング #決断

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