7日目のお話し
実家のある水戸の方々や親戚等々から、安否を気遣うご連絡をいただくことが続いて、とりあえず2日目に確認した様子でお返事をしていた。
しかし、あれから数日、避難所まで停電したという姉のLINE以降の情報もなく、便りがないのは元気な証拠とも言っていられない。
大丈夫と言ったそばから実は...なんてことがあるといけないので、数日ぶりに電話してみることに。
しかし、出ない。留守電になる。電波は通じている様子。
数分後、折り返しの電話。
出てみると、声が少しおかしい。くぐもっている。
風邪でも引いたのかと聞いてみると、さっきまで昼寝していたらしい。それを電話で起こされたということか..。
昼寝できるほどならまあいいのかと、少し安堵。
避難所の電気もあれからすぐに復旧し、昨日には姉の家の電気も戻ったらしい。
もともと都市ガスのエリアではないので、あとは水道が戻ってくれたら、もう少し安心感が増すとは思う。
自衛隊の応援だけでなく、地域のスーパーも頑張って営業してくれているらしく、もちろん避難所の温かい炊き出しのご飯も三食あって、ひもじい思いはせずに済んでいるらしい。
それで昼寝までさせていただいているのだから、まさに老人特権だろう。うるさく思われないように、せめてかわいく過ごしておいて欲しい。
姉は、いわゆる高齢者向けデイサービスで仕事をしていたのだが、その仕事がなくなるかもしれないことを嘆いているらしい。
こちらは、民族大移動よろしく、一家全員を水戸でお迎えする準備をしないとか!?と考えながら少し気が重かったので、不謹慎ながらちょっと笑ってしまった。
もちろん、一軒だけ助かっても意味のないことで、地域の復興が軌道に似るまでは、まだまだ安心はできないのだけれど。
ただ今日の感じでは、地域全体が大移動のようなことはせずに済むのかな?とも。
そもそもの大動脈たる道路が寸断されているというニュースを横目で見つつ...。