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印象論でしか語れない現代建築の軽薄さ
建築家にとって、モダニズムの時代は天国だったと考える。
経済発展の転換期に生き、ル・コルビュジェの建築を愚直に目指せば、モダニズムという一義的な評価軸の中で、崇高な仕事をしているという自負を持てた。
自らポストモダンと名乗り出て、ひねくれれば英雄になれる時代であったと考える。
大都市をつくる建築家は時代を開拓する感覚があったと考える。
経済の停滞期に生き、思想や主義を持たない現代建築のデザインは見てくれの表現が差異化されているだけで、根本が同じで退屈である。
現代建築の問題は批評する媒体が欠乏しており、半端な批判と半端な肯定しかできないことであると考える。