拙文4/「神様になった日」

「神様になった日」を観た。
受験を控えた男子高校生と自らを全知全能の神オーディンと名乗る少女の話。
2話まで観たところだと、ギャグの割合を多めに主人公の周辺人物を掘り下げていく展開。

まず感じたのはギャグ描写がテンポよく面白いところ。
2話では主人公が思いを寄せる幼馴染みを振り向かせるために、映研に所属する妹と映画撮影するのだけど、何の説明も無く主人公の父親がノリノリで演者として参加していて笑ってしまった。
ただ、ギャグは作り手側の年齢層の高さが出ているきらいがあり(上記の映画撮影シーンで撮っているのは「アルマゲドン」「ロッキー」「シザーハンズ」のパロディだし、1話では岡村靖幸の「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」をもじった台詞がある)、若い年代の視聴者は理解できるのか疑問に思ったが、そもそもスタッフは昔からKey/麻枝准作品を追っかけているファンが分かればいいくらいに思っているのかもしれない。

今後の展開としては、自称神様の少女が話す「30日後に訪れる世界の終わり」がテーマになってきそう。
オーディンやアースガルズという北欧神話の用語を持ち出しているあたり、ラグナロク(終末の日)が起きるというのは予想しやすい展開だろうか。
OPに登場する銀髪の少年がストーリーに混乱を招きそうだ。
この先どのようにシリアスな話へと舵を切るか楽しみにしたいところ。

最後に、1話野球シーンの球審へ。
内角のストライクゾーンを広めにすると投手有利になるからやめようね!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?