海を照らし続けたマリンランプが暮らしを照らす
半世紀年近くこの仕事をしていると、漁船で使われている電気の役割も時代とともに変化していることを実感します。
それに船で使われている船舶照明が人々の暮らしを照らすようになるなんて自分が考えたにも関わらず、何だか不思議な気分です。
船舶照明からマリンランプへ
ただ、昔から海の上を照らし続けてきた灯りは、なぜだか心を癒してくれるそんな灯りであることに間違いはありません。
昔は魚を集めるため海の上を照らした集魚灯が今は漁師の手元を照らす作業灯に
かつては、魚が光に反応して集まってくる習性を利用して集魚灯としていましたが、燃料の高騰や漁獲量の減少から、今では電力量の少ない電球やLED電球などに交換して漁師自身の手元を照らす作業灯になっています。
昨日の「晴れたなぁと思ったらいきなり雪が激しく降ってきたまったくおかしな天気」とは一変、今日は朝方までの雨もやみ風も弱くて穏やかな凪の日和となりました。
港の船はほとんどが出漁しています。
船のでんきやが現場で使う”照らし”
先日、船の機関場で一緒に仕事をしていた年配の職人さんに
「ちょっと、そこの“照らし”を取ってくれ!」
と言われて何気なくソレを渡したのですが、後で考えるとソレって普通は違う使い方をする言葉ですよね!?
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