にしきてぐり

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最近の記事

シジュウカラさん、新居ができたよ

秋、我が家の庭にいろんな訪問者がやってきます。 先日はタヌキがひょこっと現れました。 どうやら実りすぎて落ちたミニトマトをしっけいしに来たようです。 とても賑やかな冬の鳥もやってきます。 「キッ」「キッ」と甲高い声を上げてあちこち飛び回るのはジョウビタキ。 オスは紅葉した紅葉みたいな赤茶色のお腹とこげ茶の羽根に白班があるのが特徴。 声を上げるたびに、しっぽをぷるるんと震わせる姿が可愛い。 「きぃきぃきぃきぃ……」とけたたましい声で鳴くモズもやってきました。 近くの渋柿の木

    • キレイ?うるさい?――鳴き声のせいで翻弄された運命を背負う鳥

      ピンぼけの写真でごめんなさい。この茶色の鳥をご存じですか? 大きさは奥にいるハトと同じほど、目の周りに歌舞伎の隈取のように白い毛が生えているの特徴です。 この鳥と初めて遭遇したのは、ある晴れた朝、林を通り抜けたときのことでした。なんとも賑やかで多彩な音色のさえずりが聞こえ、きっと知らない渡り鳥が迷い込んだろう、と辺りを見回しましたが姿は見えず。鳴き声をスマホで録音しておきました。 しばらくたって忘れかけていたころ、あのさえずりに似た声が、今度は住宅地のどこからか聞こえてき

      • 夏はひまわり、そしてセッカ

        「セッカ」という名の鳥をご存じですか? わたしがセッカをはじめて知ったのは10年ほど前、近所の公園で毎週土曜日に行われていた野鳥観察会に参加したことがきっかけでした。大きな河のそばにある公園で、たくさんの鳥が河川敷に広がるススキの草原のあちこちで、飛び上がるたびに「ジャッ、ジャッ」と鳴いているのを見つけ、先生が「あれはセッカです」と教えてくれました。 見た目は少し小さめのスズメ。全体が薄茶色で黄褐色がまざり、頭や翼にかけて濃茶色の縦斑があります。群れで行動し、鳴き声に特徴が

        • シジュウカラのおしゃべり

          「シジュウカラは言葉を使う」 初めてこのことを知ったとき、やっぱり、と思いました。 動物言語学者の鈴木俊貴さんが出演したNHKの番組を観たからです。 うちの庭にかけた巣箱には、毎年シジュウカラが営巣します。 今年もつがいが巣箱に入っては出ていき、忙しそうにしているのをほほえましく思いながらながめています。 シジュウカラの鳴き声がすると、すぐさま窓ごしに駆け寄り、巣箱のある木をカーテン越しに覗くのが日課に。ある日ふと不思議なことに気がつきました。 メスが巣に入ったとき、オ

          へたっぴウグイス

          へたっぴウグイス ウグイスの声 今春 初鳴き  青い空 この時期のウグイスはまだ歌の練習中 かなりへたっぴ 「ほ~ほけきょ」とくるかと思ったら 「ほ~ほっ」「ほけ、ほきょ」と続いたりする。 いとおかしい

          へたっぴウグイス

          ジョウビタキのしっぽ

          秋になると、ヤマボウシの木に、ジョウビタキが訪れる。 毎朝、キッ、キッという鳴き声が聞こえたら、 カーテンをそっとめくって、木の枝にとまる、ふっくらとした姿を探す。 枝にいないときは、畑の柵や木枠にとまっていることもある。 毎年やってくるのはジョウビタキのオス。 銀白の頭に、鮮やかな赤茶色のお腹、黒茶色の翼に白い斑点。 地鳴きをする度にしっぽにバネがはいってるかのように揺れる。 キッ、と鳴くと、しっぽがピヨ~ン。 キッ、と鳴くと、しっぽがピヨ~ン。 ジョウビタキの「ジョ

          ジョウビタキのしっぽ

          人も動物 人が野生動物になるとは1

          今とてもワクワクする本を読んでいて、野生の血が騒いでいる。 本のタイトルは野生そのものずばり『動物になって生きてみた』(河出書房新社)。著者のチャールズ・フォスターさんは、オックスフォード大学で医学法と医学倫理の教授で動物医学の専門家という、恐れ多い肩書をもつお方なのだが、本の中ではかなりの変人。 なにせ、実際、自然のなかで野生動物と同じように暮らしてやろうというのだ。ここまでなら頭に浮かぶのは、きっと人けのない森にテントを張って、電気や水道のない生活を数週間ほど続けたの

          人も動物 人が野生動物になるとは1

          おせち

          今年もおせちをつくった。 *我が家で栽培したもの 黒豆 里芋 ブロッコリー カリフラワー 小豆(あんもち) *材料を買って料理したもの 金時豆 栗きんとん(甘栗、うらごしさつまいも、くちなし) 松前漬け レンコンの酢の物 有頭エビ 数の子 こんにゃく ニンジン レンコンの煮物 高野豆腐 しいたけ 焼き豚(国産の豚もも肉) レタス(生のまま) トマト(生のまま) 鏡もち あんもち *市販のまま かまぼこ 伊達巻 ニシンの昆布巻 *煮物に使った出汁 昆布 カツオ・サバ粗削

          2022年11月8日の月蝕

          今夜は満月、しかも皆既月蝕です。秋のとばり、おれんじ色の空にむらさき色の夜が降りてくると、東の山から黄色のまるい月が昇ってきて、ぽっかりと空に浮かんでいました。 左下から欠けはじめ、だれかがバリバリとおせんべいをかじってるみたいにどんどん小さくなって、黄色い月がなくなった瞬間、赤い月が浮かんでいました。 太古の人はこの現象をどうとらえたのかな。 こんど神話でさがしてみよう。

          2022年11月8日の月蝕

          ひまわり? いえ、芋の花です。

          食にまつわる面白い本を読んでいる。そのなかに「オカ」という芋類のことが書いてあった。南米原産のカタバミ科カタバミ属でアンデス山脈で食べられる希少な芋だそう。カタバミというと道端に生えているクローバー似の草花を想像した。写真を見てみると、なるほどカタバミだ。 芋というだけあって、食べるのは根茎だ。いろいろな品種があるらしく、茶や紫、ピンクといろんな色がある。標高の高いところしか育たない植物で、地元の貴重な栄養源だそう。 この「オカ」の話を読んで、庭で育てている芋を思い出した

          ひまわり? いえ、芋の花です。

          小さな秋、みつけた。

          しそ実を摘んでたら 親子バッタをみつけた。 庭の小さな仲間たち ショウリョウバッタの親子には どんなあだ名をつけようか

          小さな秋、みつけた。

          真冬の空にあらわれた南国の鳥たち

          先月、氷点下を記録したよく晴れた朝、ちょっと信じがたい光景を目の当たりにした。近所の電線に南国にすむオウムが3羽とまっていたのだ。実は去年の秋、うちの家の窓から、カラスほどの大きさの緑色の鳥が3羽飛んでいるのを見かけたことがあった。鳴き声からオウムだとわかって、きっとペットで飼われていた鳥が逃亡したんだ、冬は寒いし、餌もないから、生きられるかな、と心配した。 この日で見つけたのは、秋に見たオウムのようだ。この冬は寒い日が続いたのによく越冬できたものだ。 この緑色のオウムは

          真冬の空にあらわれた南国の鳥たち

          ちいさい春みつけた♪

          春が来た! 庭のヤマボウシの巣箱に今年もシジュウカラのつがいがやってきた。うっすらと空が赤みをさすと、甲高い声で鳴きはじめる。このところ小枝をくわえてせっせと巣箱に運んでいたけど、そろそろ巣作りも終えたみたい。今は抱卵時期のよう。今年もかわいい幼鳥がみられるといいな。 この前、近くの林の脇道を歩いていたら、ぎこちなく地面を歩く鳥を見かけた。大きさはヒヨドリほど。暗い緑色でもっとでっぷりしている。しばらくすると木の枝にとまるのではなく、木の幹に飛びついて、くちばしで幹をコン

          ちいさい春みつけた♪

          ぽかぽか陽だまりの訪問者

          富有柿が届いた。とれたての固い実もカリカリしておいしいけれど、深い柿色に熟すと、トロッとした甘い実もおいしい。 初冬の晴れたぽかぽか陽気のなか、「チッチ」と舌打ちのような音が聞こえた。舌打ち音は近くの畑から聞こえたと思ったら、隣の庭先から、向かいの駐車場から、とあちこち移動する。 今年もまたやってきた。声の主はジョウビタキ。雄は頭は銀色で顔から背中まで黒っぽいマントをまとい、お腹は熟れた富有柿の色。羽根の白い斑点が特徴的。メスは茶色で羽根と背中が灰色。シジュウカラと同じく

          ぽかぽか陽だまりの訪問者

          eBird 朝の散歩で見つけた鳥情報を世界にシェア

          野鳥を観るのが日課のわたし。かわいい鳥を見つけたらだれかに教えてあげたくなる。 それがちょっとした野鳥観察データとなると、なんだかいいことをした気分になる。 しかもそのデータが世界中で集積されたデータに含まれるとしたら、壮大なプロジェクトの1ピースになる。 世界中から観察情報データが集まれば、野鳥保護、ひいては自然保全活動に活用できる。 ただの野鳥好きの朝の散歩が、世界的な野鳥保護・調査研究活動に貢献できる。なんてすてき! ということで、今朝知ったばかりの「eBir

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          ミーンミーンからチンコロリン

          あれほど賑やかだった蝉の声が、冷たい雨が続いたあと、さっぱり聞こえなくなった。その代り、コウロギやスズムシの声がはかなげに響いている。 昨日まで猛暑だったのに、今日は肌寒い、といったような天気が繰り返されて、季節は秋に変容していった。最後のゴーヤでチャンプルをつくって、冷えたオリオンをいただく。わたしの夏は終わった。

          ミーンミーンからチンコロリン