鎌倉・流鏑馬神事の殺人:西村 京太郎
京都で中年女性が刺殺され、その友人が同様の手口で東京で殺された。
それぞれの現場にはともに「陰陽」の墨文字が残されていた。
「陰陽」は おんみょう の意味で呪い殺されたのだろうか⁈
そんななか、十津川警部は殺害現場の部屋に飾られた写真に注目する。
その写真には殺害された被害者を含む4人の男女がラスベガスで笑う姿が映されていた。
その4人は財力に任せて他人の人生をギャンブルを巻き込んでその人の人生をもてあそぶことを愉しみとする悪党達だったのだ。
2件の殺人事件の捜査を進めるうち、4人と鎌倉・流鏑馬神事との関連がみつかってきた。
そして容疑者が浮かび上がってくるのだが、その男には鉄壁のアリバイがあり犯行は困難だと判断された。
はたして今回の事件は、どんな原因で、誰がどうやって実行したのか⁈
はたしてして十津川警部は、どうやってこの難問題を解明していくのだろうか⁈
十津川警部が大活躍する「祭り」シリーズの第四弾。
もくじ:
第一章:陰陽の世界
第二章:三人目の男
第三章:残酷なゲーム
第四章:異 変
第五章:一つの懸け
第六章:射 殺
第七章:二つの遺書
なお本内容は、文春文庫 鎌倉・流鏑馬神事の殺人:十津川警部シリーズ 西村京太郎 著 を参照しています。