透明な螺旋：東野圭吾 著

東都大 の物理学者湯川教授が事件解決に絡むガリレオシリーズ第１０弾。

東野圭吾さんの２０２１年の作品。

房総沖で若い男性の遺体が見つかった。
その男性とアパートで一緒に生活していた恋人はなぜか失踪しており、女性の行方を捜査一課の草薙のチームがたどるうちに、容疑者の関係者として天才物理学者の湯川の名前に行きつく。

刑事・草薙は横須賀の両親のもとで日々を過ごす湯川学を訪ねることにした。

彼はそこ、横須賀のマンションで意外な生活を送っていた。

「愛する人を守ることは罪なのか」。家族の絆を解く方程式はあるのか？

湯川 ガリレオシリーズ最大の秘密が解き明かされていく。

巻末に短篇「重命る」を特別収録。

なぜ、殺人事件の容疑者の関係者として、湯川学の名前が出現してきたのか。

そして、湯川が事件とどう関わりがあり、どんな秘密が有るというのか？？

また、巻末の短編「重命る（かさな）る」も２０２３年にオール讀物に掲載された東野圭吾さん作品で、湯川教授が出てくるガリレオシリーズものである。

東野圭吾のガリレオファンとしては、一冊で長短の２つのガリレオ物語が納められたこの文庫本をぜひ読んでおきたいものです。

なお本内容は、文春文庫　透明な螺旋：東野圭吾 著　を参照しています。