207で1年間磨き続けた1on1のフォーマットを公開します
いつでもどこでもモノがトドク、世界的な物流ネットワークを創りたい、207株式会社のイナバです。
207の1on1、めっちゃ良いんです!!
先日の忘年会で業務委託の方に「207に所属していて良いところは何か?」とお聞きして「1on1、めっちゃ科学されていて良いですよね」という話題に上がるくらいには良いです!
私自身、業務委託で色んな会社を見ているのですが、たしかに207の1on1は凝っていると思います。
という事で、本記事では「どんな質問を」「どんな意図で」しているのかを代表にインタビューしてきたのでまとめていきます。
1on1をやる目的
そもそも1on1を実施してよかった点ですが、たくさんのメリットの中でも特に、
- 認識のズレをなくす
- 信頼関係を構築する
- アラートの早期検出
みたいな効果を享受できています。それぞれ、どういう意味かをご説明していきます。
認識のズレをなくす
業務上必要なコミュニケーションしか取っていないと、メンバーと経営陣との間に(期待している業務内容や会社の向かっている方向性の)認識にズレが生じてしまうものです。放っておくとそれが徐々に拡大し、大きな不満につながってしまうこともあるかと思います。
そのため、日頃から1on1を通して、経営陣から業務に対する期待や事業に対する想いを伝え、認識のズレをなくす取り組みをしています。
それによって、メンバー各人が余計な不安や不満を持たずに業務に集中することができています。
信頼関係を構築する
上述した「認識のずれ」がなくなることは、信頼関係の構築につながります。
また、業務を離れたプライベートな部分までオープンに話すこで、信頼関係が構築されると信じています。207株式会社では「Be open」というValue(行動指針)を掲げており、この点はかなり重要視しています。
アラートの早期検出
個人の持つ不満・不安は、組織の綻びにつながります。
そのため、個人レベルのアラートを早期にあげてもらって、可能な限り迅速に解決のアクションをとりたいと思っています。
早期に解決することで、より強固な組織づくりができ、その結果として、メンバーのモチベーション向上や離職率低下につながると考えています。
1on1フォーマット
ここからは実際に使用している1on1フォーマットをもとに、それぞれの項目について解説していきます。1on1のやり方に迷ったり悩んだりしているマネージャーの皆さんはぜひ参考にしてください!
以下、コピペ用
↓
それぞれの項目について深掘っていきましょう!
ポジティブニュース
ペンシルバニア大学のロバート・セリグマン教授の研究で「毎晩3つのよい出来事を思い出すと長期的な幸福度が向上する」という結果が出ています。
そのため、定期的にポジティブなできごとを思い出してもらうことが幸福度高く働くことにもつながると思い、1on1に取り入れています。
また、この質問項目は「聞かれて嫌な人がいない質問」なため、仕事以外の話題にも自然に及ぶことが多いです。直接的にプライベートに踏み込まれるのを嫌な人もいるので、ちょうどいい聞き方だと思っています。(もちろん、対象者がプライベートな話を本トピックに挙げなかった場合、無理矢理お話を引き出す事はありません。)
体調・モチベーションチェック
心身の健康が100点の状態であれば、個人のパフォーマンスを最大限発揮することができ、それによって、組織のパフォーマンスが最大化されるという仮説のもと1on1で確認しています。
たとえば、「睡眠不足で体調60点です」というメンバーがいれば、「どうすれば睡眠不足を解消できるか」というところから話をして、一緒に解決のためのアクションを考えます。
また、モチベーションが先月100点だったのに、今月80点になっていたとしたら「差分の20点って何が原因なんだろう」と話し合うことで、早期にアラートを吸い上げることができます。
仕事・人生・幸福について
ここでは、「仕事について」「人生について」「幸福について」一緒に考える機会を設けています。
特に役立っているのが、下2つの質問です。
「人生は前に向かっていますか?」という質問では、その人の人生が前進しているか停滞しているかがわかります。
メンバーが停滞していると感じたら、その人と新しいキャリアの選択肢や役割を考える必要があります。会社はメンバーの成長に貢献すべきと思っているので、人生が停滞していると感じているメンバーがいたらバックアップします。
「あなたや家族は幸せですか?」という質問を通して、幸福なできごとを共有・共感できることで、より一層メンバーとの信頼関係が強くなると感じています。
また、各メンバーが「何に対して幸せと感じるのか」といった人生観も垣間見えるため、相互理解が深まる楽しい時間になっています。
本トピックは弊社のValue(行動指針)にある「3S(Sensei、Seito、Scientist)」から生まれた質問でもあります。
アラートを吸い上げる
これら質問では個人単位のアラートを吸い上げることができます。
仕事についてのアラート、人間関係についてのアラートを早期に吸い上げることで問題が重大化しないうちに、解決のアクションをとることができます。
アラートを吸い上げる目的は前述した通りです。
人生の不安
人生に不安がない状態の方がパフォーマンスが上がるため、中長期で人生の不安を解決するためのアクションを一緒に考えて後押ししています。
この質問をする事で、会社の業務を抜きにして、メンバー各人が人生に持っているベクトルも垣間見る事ができています。
例えば、弊社のエンジニアが「207はテクノロジーに強い会社と見られていない(気がする)ため、今のキャリアでいいのか・外からの見え方は大丈夫か」と悩んでいた事がありました。
その対応策として、207をテッキーな企業として認知される努力をすべきだと思いますし、一緒にその人が求めているキャリア形成を支援することもできると思っています。
(ちなみにテクノロジー・エンジニア採用にはかなり力を入れています。)
マネージャーがお手伝いできる事をヒアリング
ちなみに、弊社の場合は「全社的にやったほうが良いこと」を伝えてくれる方が多いです。
例えば、
- 全社会で話してほしい内容
- Valueを再定義して全社に浸透させてほしい
- 事業の戦略を作り込んで早く実行してほしい
などが実際に出てきたご意見です。
メンバーが会社や経営陣に対して期待していることをお聞きし、可能であれば期待に応えますし、応えられない場合も1on1で話すことで期待値を調整しています。
フィードバック
1on1の中でメンバーからマネージャーに対して「私に対してフィードバックをください」と求められる機会が多かったので、項目として追加しました。
メンバーに対する期待値は明確に伝えるべきだと思いますし、その期待値に対して今どう思っているのかもフィードバックしてあげた方がいいなと思って追加した項目です。
クローズドアジェンダ
207には「Be open」というValueがあります。(本Valueでは情報の透明化を推進しています)しかし、オープンに話しづらいことはあるものです。クローズドで話す必要があれば、アジェンダに種別だけ記載しておいてもらいます。
クローズドアジェンダを大別すると、「言っていいのかどうか判断がつかないこと」「感情に関わること」の2つがあります。
1on1で話を聞いてみると、意外と「オープンにしても問題ないですね!」となることが多いです。
おわりに
以上が207で実施している1on1のご説明でした!
そして、そんな207ではあらゆるポジションで絶賛採用募集中です!!!!!!
本noteを読んで「ちょっとこの会社の事を調べてみようかな」と思って頂けた方はまずは、コチラの動画を見ていただけると会社の事がよくわかるかもしれません!(1:55:15~)
その後、「207に興味が出てきた!」という方は、カジュアルに面談でもしましょう。
本当の最後に
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