おねしょなんて、さすがに小学生になる前に終わるでしょ!
1年半ほど前、次女保育園年長クラス(5歳当時)のお泊り会を控えたある日のこと。わたしはこう思っていました。
さすがに小学生になる前にはおねしょは終わるでしょ、と。
わが家の次女は、とてもマイペースにかわいらしく育っています。
生まれたその時から悩みの絶えなかった長女とは真逆の、マイペースでやさしい子です。
次女は、保育園では大きなトラブルやケンカとは無縁でした。
元来の性質が私と似ている(争いが苦手で、周りと協調することが苦も無くできる)ため、次女のことは、深く考えずとも理解しやすく、私にとって育てやすい子でした。
ちょっと運動能力が低めで、食べるのに時間がかかりすぎて、すぐに疲れて眠くなってしまう。という悩みはありましたが、こうやってあっさり言語化できてしまう程度の悩みです。
長女のときの悩みに比べれば、こんなのどうってことありませんでした。
だってこの程度のことは、親が本人の生活のリズムや体調・行動を気にかけてあげていれば、想定できる範囲のことですもの。
そもそも私は、最悪、疲れたらご飯食べなくても寝ればいい。急いでいるときに、時間内に何か食べてほしければ、本人が好きな早く食べられるものだけ出せばいい。というような、適当な考えをもっています。
わが家の真逆夫は「生活をするにあたり、基本的なことは何事もきっちりこなすこと。ずぼらは許せない」という性質の持ち主なので、こういった私のずぼらについて、ガミガミ言う係なのですが。
なので、ある意味バランスは取れていたかもしれません。
均してしまえばね。
子どもたちにとっては、パパとママの言うことやることが真逆だったために、ストレスのある生活をさせてしまった部分が少なからずあったと思いますが。
話がそれてしまったのですが。
でも、こんなに適当でずぼらな私が、無事に成人して、就職して、結婚して、子供産んで育てられている。
だから、私とそっくりな次女は何かあっても何とかなるっしょ!
と、次女に対してはなぜかかなりの楽観視をしていました。
というより、次女が生まれてからというもの、ずっと長女の方の悩みが大きすぎて、次女のことを悩んでいる暇がなかった、ともいえるかもしれません。
なんとかなるなる。
で勝手に育ってくれた次女の異変に、だから本当はもう少し早く気づいてあげられていたら良かったな。と今になって思うのですが。
気づいたときがスタート地点ですよね。
それでタイトルに戻るのですが。
最初に異変の予兆に気が付いたのは、今思えば保育園年長のお泊り会の時だったと思うのです。
あのときは、まだ保育園だし、小学校に入る前にトレーニングすれば小学生になるまでにおむつは取れるだろう、という風にしか思っていませんでした。
(ちなみに長女の時は、保育園でトイレトレーニングを行っていただき、3歳くらいでスムーズにおむつを卒業できていました。)
一応、年長になったとき面談時に、おむつが取れていないことを保育園の担任の先生に相談していました。
それで『お泊り会までにおむつはずし頑張ろう作戦』を先生と検討していたのですが。
コロナ渦で保育園のお泊り会が中止になってしまい、そのままずるずる卒園してしまったのです。
もちろん、おねしょの改善は全くと言っていいほどに見られませんでした。
小学校に入学したときも、一年生になりたてのときは精神不安定になるだろうし、夏ごろ頑張ったらいいかな、と、忙しかった自分に言い訳して病院の受診を後回しにしていました。
でも、夏に、まさかのヘルニア発覚。
入院・手術しました。
受診したときに、ヘルニア以外に気になる症状などありますか。
と訊かれ、初めて夜間のおねしょが終わっていないことについて相談しました。
すると、一年生でほぼ毎晩おもらししている次女は、やはり夜尿症で、治療が必要である、ということでした。
周りの友達数人に話したり相談したりしていたのですが、まだ病院行かなくても大丈夫じゃない?と言われたりしていたこともあり、おねしょなんて大したことないし『頑張らなくてもいつかは終わるもの』という認識でした。
だから、夜尿症について詳しく調べていなかったし、『夜尿症ですね』というわれて、内心私はかなりどきりとしました。
今思うと、ヘルニアで手術していなかったら、夜尿症の症状での受診はさらに遅れていたと思うのです。
だから、あのときに受診できてよかったな、と今は思っています。
でも、夜尿症で受診と治療を開始した直後に、私の適応障害で、次女の病院どころの話ではなくなってしまいました。
ですので、私が休職し始めてから、夜尿症の治療もいったん小休止していました。
(2カ月ほど治療していたのですが、劇的な改善はみられなかったし、病院通いも私のストレスになるので、一旦辞めよう、と思いました。)
そして、休職して2カ月、まだカウンセリングに通っていたころ、カウンセリング帰りに立ち寄った図書館でたまたまこの本と出合いました。
これを読んで、もっと早くにこの本に出会えていたらな、と強く思いました。
小児科受診時に、症状や治療法について大体の説明を受けました。
先生はとても良い方で、聞いたことに対して真摯にお答えいただけましたし、信頼できる方でした。
でも、細かいことがよく理解できなくて、不安も大きかったのです。
そんな私が、この本を読んで、おねしょのしくみを知ることができ、かなりスッキリ心が軽くなりました。
もし、おねしょで少しでも悩んでいる方は、病院を受診する前に、ぜひこちらの本をお勧めします。
まず自宅で気を付けられることから始める、ということもできるからです。病院に行って一から十まで説明を受けるより、これを読んでから受診したら理解しやすいです。
私のように、何もわからず困っている方に届きますように。
ちなみに、先週月曜、久々に小児科を再受診し、治療を再開しました。
次回は、夜尿症の治療についてかけたらいいなと思っています。
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