太極拳の日
台湾に来てから太極拳を習っている。
もう数年になるけど、もっと真剣にやりたいと思い始めたのは最近だ。
台湾にいる間にもう少し極められるといいな。
最近、自分が骨盤の可動域以上に上半身を捻っているということにやっと気がついた。
現時点での私の理解だと、太極拳において、骨盤の向きと両肩の向き(顔の向きも)を揃えることはとても大切だ。
自分の骨盤の可動域が狭いためにそれ以上右あるいは左に体を捻れないのに、私は無意識に上半身を更に捻っていた。
今までそれでできているつもりになって、私はけっこう骨盤がちゃんと動いてると思ってたけど、自分でわかってなかっただけだった。
正しい動きができるようになることがもちろん最終目標だけど、まずは自分ができてないことに気が付くって大切だと思う。気が付かないと絶対に直そうとしないから。
習い始めのころはあまりにわからないことが多すぎて、何がなんだかだった。
それから一通り覚えると、もうすっかりできるようになった気がした。
そしてまた少しずつ自分がわかってないということがわかってきた。
これって知識についてよく言われることだし、自分がそのセオリー通りで笑ってしまう。
本当にわかってないことがわかることが第一歩なんだな。
さらに違う景色が見たくなってきた。
だからもっと真剣にやりたいと思い始めたのかもしれない。
初心者なのに力の入れ具合がとても上手な方がいて、聞いてみたら合気道をやっていたそう。
その方は力を抜いて力を入れるというか、腕で推す力ではなく、後ろの足裏にちゃんと力を入れて、前に重たく力を乗せることができる。安定していてビクともしない感じ。
その話をめちゃくちゃベテランの方にした。私にはそんなことまだまだ無理で悲しいと言ったら、それでも相手がそういう力の入れ方をしているってちゃんと感知できたのは、前より分かるようになってきたということなんじゃない?と言ってもらえた。
そうなのかもしれない。
いつかそんな力の入れ方ができるようになるといいな。
写真は今日のお昼ごはん
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