POPの存在意義
本屋やスーパーなど、お店にあるPOPにはどんな意味があるのだろうと、ふと考えたので書いてみようと思う。
ぼくは本が好きなので、よく本屋や図書館に行くことがある。本を読むことが好きというより、本屋に行くことや、図書館に行くということが好きらしい。本を買ったり、借りたりしても読まずに積読してしまうことも多い。
今時、本はネットで買うことができるので、本屋が減っているなんていう話もよく聞く。そんな中、なぜ自分は本屋に行くのだろうと考えていた。
・本屋の雰囲気が好き
・ワクワクする
・本が一度にたくさん視界に入ってくるのが良い
・本に囲まれているという感覚が良い
・本がたくさんあるのが良い
本がたくさんあるから行くという理由について考えていた。
本の数が少ない本屋には行かないのか?
逆に本がたくさん置いてさえあれば行くのか?
面白い特集が組まれていたり、POPなどで目を引くようなPRがされていれば、本の数が少なくても、その本屋に行くような気がする。そのお店の伝えたいことがあってそれに興味を引かれるのであれば行くと思う。
そんなことを考えていた時にPOPって、大事だなと思った。
なんでPOPは大事なのだろう。
POPの対象になっている商品の紹介や説明がされているということは大事なことのひとつ。
ぼくとしてはそれ以上に、お店の中にPOPという存在があるだけで、なんだかワクワクする気がする。
POPとは何のためにあるかというと、対象の商品を宣伝するためにあるものだと思っていた。
でも考えてみると、それだけではなくて、もっと大事な宣伝の役割があるのではと思った。
POP一つで一商品の宣伝ではなく、POP一つが店全体の宣伝になっているのではと思った。
ある商品のPOPでは、この商品を買うとこんなことが良いですよ。こんな気持ちになりますよ。こんな人におすすめですよ。なんていうことが宣伝されている。それは一見その商品の宣伝だけのようで、実は店のコンセプトの宣伝にもなっているのではと思った。
このお店で商品を買うとこんな体験をできますよ、という店のコンセプトの宣伝をし、その一つの例としてPOPが存在するのではと思った。
POPとは一つの商品の宣伝だけでなく、店全体のコンセプトの宣伝、大きく捉えるとその会社のコンセプトの宣伝も担っているのかもしれない。
そう考えてみるとPOP一つだけとっても、面白いなと思った。
今時なんでもパソコンで作れるが、手書きの方が気持ちやコンセプトみたいなものは伝わりやすいと思う。
これから買い物に行くときはPOPも気にしてみるとより楽しめそうだなと思った。
本屋のことを考えていたのに、脱線してPOPのことを考えていたという話でした。