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【強迫の治療】入院9日目

入院8日目はこちらです

『声聞くと泣きたくなって帰りたくなる状態のメンタルなので落ち着いたら連絡します。ごめんね。お母さんには元気なところ見せたいから。』

9日目のやりとりは、上記のLINE(夜の部)のみでした。

面会終了後の様子から、やはりかなり疲れていたと思われます。

かくいう私も、この日はあまり動けずほぼ寝たきりになっていました。

今後の面会をどうするか悩む

1回目の入院時は、仕事をしながらでも週3日面会に行っていました。

コロナ禍で外出や院内散歩が中止されていて長時間拘束されることがなかったのと、道がとても空いていてスムーズに病院へ行く事ができたからです。

しかし今回は私自身がうつ症状を抱えているため、週1日の面会が精一杯。

初めて外出をしてみましたが思ったよりも疲労困憊してしまいました。

今後はできれば15分の面会で済ませたいのですが、娘が外出や院内散歩で申請を出してしまう可能性は大。

せめてもう少し病院が近ければいいのだけど・・(往復2時間)

「疲れ」がよくわからない娘

夫に今後の面会をどうするか相談しながら、夜の部のLINEに返事をしました。

『昨日の外出の終わり頃にちょっと疲れたような感じがしてたし、面会前日の夜、あまり眠れてなかったって言ってたよね?きっと寝不足と疲れでメンタルが一気に落ちたんだと思う。今夜は薬もらってゆっくり体を休めてね。おやすみのLINEも無理にしなくていいから。』

「あまりにも疲れるならもう面会だけにした方がいいかもな」と言う夫。

「そうしたいんだけど、娘は疲れがどういうものか認識できていないから、面会だけでは多分納得してくれないと思う。」


普通の人は、「疲れている」と感じたらすぐ休憩したり昼寝をするなどの対処ができます。

しかし娘はまず疲れを「疲れ」と認識していません。だからどれだけ身体が疲れていても休むことはしません。

疲れが蓄積していき限界を突破すると、発熱したりメンタルが急激に落ちるため、そこでようやく周りの人が娘の「疲れ」に気が付きます。

「疲れを認識していない?疲れててもそれがわからない?」
夫は困惑していました。

「入院前診察の時に先生にこの件は話したんだけど、娘も『疲れってどういうものかよくわからない』ってはっきり言ってたよ。先生が記録してたからわりと珍しいことなのかもね。」

「疲れなんて・・どうわからせたらいいんだ?」

「本人は疲れてないと思っていても身体は悲鳴をあげているはずなんだよね。身体が重いとか足が痛いとか・・本人はそれが普通だと思いこんでいるのかあまり言ってくれないの。教えてくれたら『それが疲れた時に出る感覚だよ』とか言えるんだけど、もしかしたら身体が重いという感覚もわかっていないかもしれない。」

「でもたまに 疲れたから横になるね とか言う時あるよな?」

「あー・・それは多分私の真似してるだけ💧 強迫観念は限界突破した疲れが引き起こしているんじゃないかって最近気が付いた。もしそれならまずは疲れを認識させないと強迫もよくならないと思うんだよね。」

娘は暑さや寒さもあまり認識できていませんでしたが、今はなんとか自分で衣服を調整できるようにはなっています。

きっと疲れも根気よく教えていけばきっとなんとなるだろうと思っているのですが・・もう素直に親の言う事を聞く年齢は通り越していますからね。

先行きはかなり不透明です💧


ここまでお読みいただきありがとうございました。
いつもスキをありがとうございます。
とても励みになっています。


普通の人は「身体の力を抜いて」と言われたら何も考えずスッと力を抜くことができますが、娘はこれができません。

抜こうとするとかえって力が入ってしまいます。
(抜き方がわからないと本人も言っています。)

教えられなくても自然にできるようになる事を、娘の場合は手取り足取り教えていかないと身につかないと知ったのは確か5歳ぐらい。

精神だけでなく身体的にも難しい子であるとわかり、ものすごく途方に暮れたのを今でも鮮明に覚えています。

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