映画「AKIRA」感想
今見ても格好良いー!!
映像のリズム感が素晴らしい。
芸能山城組の音楽とよく合っていて、見ている間、ずっとドキドキし続ける。
最初に見た子供の頃には、何が何だか分からなかった。
説明や紹介をする場面が少ないんですね。
登場人物たちの生きている場所が、いきなり観客に投げ出される。
なんだ、なんだ、彼らは誰なんだ?
何が起きているんだ?
と思いつつ、映像のリズムに乗せられて作品世界に入っていく。
優しいけれど独善的なところのある金田と、いじめられっ子の鉄雄。
友達なのに対等になれない二人の関係が、あー ありそう! と共感できて、設定のつかみにくさを補っている。
今となっては「ありがち」な場面も、たぶんこれが元ネタなんですよね。
時が経ち、あちこちで模倣されても、すり減ってないことに驚きました。
今回はさすがに私も大人になったので、当時よりは色々理解できました。
でもこれは理解しなくても、
「うおー!!」
と叫んでオタクになっちゃうやつですね。
80年代アニメよ!
そりゃ47歳になっても抜けられないわけだ。