2015年に読んだ漫画(自分用メモ)
1
九井諒子
ダンジョン飯1
エンターブレイン
九井さん初の長編。面白かった! RPGに出てくるような魔物を調理して食べる、というあり得ない設定なのに、画力と解説の細かさで実際にやれるような気がしてしまう。だまされる心地良さが素晴らしい。次巻も楽しみ。
2
中村光
聖☆おにいさん11
講談社
写真にうっかり写ってしまった成仏してない落ち武者を、スタンプでロングヘアの女の子に見せるところが面白かった。
3
雲田はるこ
昭和元禄落語心中7
講談社
菊さんが脇役になり、興味を失ってしまうのでは…… と心配していたのだけど、全く問題なかった。展開が上手い。愛し合って結婚した訳じゃない与太郎と小夏に夫婦の絆が芽生え、ページを追うごとにそれがより強く、かけがえのないものになっていくのが伝わってきて、じーんとした。こういう愛情のあり方って、昔はよくあったんじゃないかな? お見合い結婚の夫婦とか。最近は「恋から愛、愛から情」の流れが当たり前になっていて、他の愛の形はあまり描かれない。そういう「少し昔」の空気に思いを馳せられるのも素敵だ。昭和ロマン。この巻に出てくる噺は「寿限無」「時そば」「明烏」「錦の袈裟」「反魂香」「居残り」
4
オノ・ナツメ
子連れ同心
小学館
ほのぼの。身近な人のぬくもり。ちょっぴり切ない場面も。オノ・ナツメは良いねぇ。
5
中村光
聖☆おにいさん12
講談社
バナー広告の話が可笑しかった。
6
NAXOS JAPAN(作)・IKE(画)
ベートーヴェン4コマ劇場 運命と呼ばないで
学研パブリッシング
ベートーヴェンがパワフルな人間として描かれているのが良い。公式サウンドトラックも買ってもらって聴いている。年末、聞きたいラジオ番組が少なかったから、これがあって本当に助かった。
7
石井あゆみ
信長協奏曲1
小学館
サブローのキャラが良い。
8
雲田はるこ
昭和元禄落語心中8
講談社
菊さんの成長だけでなく老いまで描くとは…… すごい。この巻に出てくる噺は「初天神」「明烏」「芝浜」「東の旅・発端」「愛宕山」「野ざらし」
9
九井諒子
ダンジョン飯2
KADOKAWA
ゴーレムを耕すとか、よく思いつくよね…… 頑固なドワーフ、センシの「何かを手軽に済ませると何かが鈍る」という言葉が心に残った。
10
中村光
荒川アンダー ザ ブリッジ15
スクウェア・エニックス
いよいよ完結! あれだけ散らかしまくった話をよくまとめたなぁ、お疲れ様でした、という感じ。