1冊目『1分で話せ』―相手を動かしたいなら、まず自分自身を動かせているか―
2024年2月『1分で話せ』をまとめました
私は伝えることが大の苦手。
例えば、ほんの10秒前、相手に何を質問されたのかを忘れるほど。
話していると周りが見えなくなる。
あるある「あれ?なんの質問に答えていたんだっけ…?」
そんな私が『1分で話せ』を読んで
今後取り組みたいと思ったことを下記にまとめます。
1. 内容:伝える前に「相手をどう動かすか?」決めよう
→以前の私:説明すること自体を目標にしていた
①誰に? 上司に
②何を? 4月から始まる施策の詳細に関して
③どうしてほしい? 別部署のAさんに許可をもらってほしい ←目標
③どうしてほしい?には
「賛成にせよ反対にしろ意見を表明してほしい」
「賛成してほしい」等の見表明だけではなく
「動いてほしいこと」を想定しよう!
2. 内容:伝える前に結論をはっきり決めよう
→以前の私:自分の結論はなく、どうでしょうか?と伺ってばかりだった
考えるとは『自分の中にあるデータや自分以外にあるデータを加工しながら、結論を導き出すこと』です。結論はさっと降りてこない。
3. 内容:結論を支えるためにピラミッド構造で根拠を3つ持とう
→以前の私:根拠はなく、Aさんが言っていた等の理由しかなかった
結論を導き出したら、3つの根拠を考えます。
具体例も1つ以上添えられるとバランスが良い。
確認事項
①中学生が理解できるレベルの言葉を使っているか?
②意味が繋がっているか?
③前提は相手と揃っているか?
(例) もしあの職場に異動するなら、売り上げが上り調子なら
このピラミッド構造を持つことが、話す前のスタート地点です。
以上の準備が出来て、やっと『相手の頭の中に、自分が伝えたいことの骨組みや中身を移植していく作業』=伝えることが始まります。
伝える作業の中で「1分でその気になってもらう」ために
繰り出せるコマンド技は3種あります!笑
①『想像してみてください』とビジュアルを見せる
右脳を刺激して、イメージを共有し、感情を動かす。
例えば、うちの犬。かわいい!
②超一言で包み込む
覚えやすく、一言でプレゼン全体を表現するキーワードで印象に残す。
例えば、キチリクルン。(時間通りにきっちり来ることから)
③ライブでダイブ
まずは気持ちから。自分と相手の間に壁を作らないこと。
ほら!3つの根拠でなんとなく伝わりやすくなっていませんか?
4. 伝え方:話している自分と相手を俯瞰で見る
→以前の私:主観のみで話していた
まずは主観。
自分の結論を伝える。
その後、客観。
自分と相手を俯瞰で見ること。
相手は何に懸念を感じている?
相手がイイネ!と言うには、何が足りないのか?
相手の結論は今、何なのか?
自分と相手、考え方が今、どう異なっているのか?
どのラインで自分と相手は合意できるのか?
この客観的視点をフル稼働して
相手に動いてもらえるように働きかけます。
このままではだめだ!と思ったら
強調する根拠を即座に変える
次回〇を用意します、で懸念点を払拭する
相手の結論を言語化してもらい、理解する
新しい結論をつくりあげる…
これは一朝一夕で出来ることではないので
これから特に特訓していきます!
その他、注意すべき点。
・基本的にプロセス(頑張ったこと)は話さない
・自分の意見とは異なることは話さない
(話す場合は懸念点として挙げるにとどめる)
・短く言い切る
・結論→根拠→具体例→結論の順で話す
5. 気持ち:―相手を動かしたいなら、まず自分自身を動かせているか―
私が本作の中で一番心に残っているのは
『相手を動かしたいなら、まず自分自身を動かせているか』でした。
究極、一番は『思い』です。
思いがあれば、『自分の言葉』が出てくる。伝わります。
少なくても
『これから伝えようとしていることは、自分が一番詳しいし、自分はそのコンテンツに一番自信を持っているし、一番好きだ』
と言える状態にまで自分自身を動かせているか?
これは私の中で大切にしていきたい言葉です。
私の所属するチームが一番好きだ!
私が関わっている組織が好きだ!
この施策については私が一番詳しい!
まずはここで小さく宣言させて頂きます。
余談。
「光る君へ」にはまっています。
平安時代、高貴な身分の既婚の女性は顔回りの髪だけを短く切っています。
現代で言う「姫カット」ですが
正式には「鬢削ぎ(びんそぎ)」と言います。
その鬢削ぎをする理由が
うつむいたときに自然と横顔を隠すため、だそうです。
なんと美しい理由!!
確かにドラマの中でも扇で口元を隠しています。
しかしながら
でもなぁ…きっと女性自身は煩わしかったんだろうなぁ…
と夢のないことを思ってしまいました笑