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5冊目『コンサル1年目が学ぶこと』―相手の期待値をちょっと超え続ける―

さて5冊目です。
初めてスケジュール通りに読み切れました。
何故読み切れたかと言うと…
今回はビジネスの応用ではなく基本を扱った本だったからです。
読んで気付きました。
私には「ビジネススキルの基本がなかった…!」ということを。

そして今更ですが
当Noteは「1年後、自分が読み返して思い出せるように」書いています。
今までは誰かに語り掛けるように…
誰かに内容を理解してもらえるように…と書いていましたが
今回からは「1年後の自分」を読者にして書いていきます。

1年後の自分は知的に最強になれているかなぁ…?!


―Business Mind Set

①期待値を把握し、ちょっと超え続ける

この本の一番重要な主張はこちらです。

ビジネスとは相手の期待を超え続けることです。
闇雲に働くのではなく、まずは期待値を超えていきましょう。

はじめのうちは、たくさん超えるのは難しいからちょっとで良い。
でも、超え続ける。
ちょっとを超え続ける。
上司からの小さな依頼でも。
超えるためには
まず期待値がどのレベルなのか把握することが大事です。
成果物のクオリティはこれくらいですか?
ここを重視すればよいですか?
手を動かす前に確認です。

期待値を掴むことから慣れていきましょう!

②自己満足をやめる(二番目に重要!)

耳が痛い話ですが、自分を満たすために働いてはいけません。

『ヴァリューを出す』=あなただけの付加価値を生みましょう。

自分がやりたいことではなく、相手が求めていることをする。
それは仕事の価値を決めるのは、自分ではなく相手だからです。
相手に貢献してはじめて、必要とされる人になれるのです。

自己満足で終わっていないか?
怖いけれど、常に自分に問い続けなければならないことです。

③ニュースの見出しで仮説練習

先月の本で常に仮説を検証することが大事と言いましたが
この思考を定着させるにはトレーニングが必要です。

ニュースの見出しだけを見て
どういうことを書いているか?1分だけ考えて
仮説を立ててから中身を読んでみましょう。

日ごろから、自分の意見を持って情報に接すること。
学びはいつでも仮説から始まります。
さて今日からトレーニング!

④会議で発言する

とにかく発言する。
知識が乏しく未熟という自覚があっても。
アジェンダに対して質問すれば、解像度を高める機会になります。
30分を受け身で過ごしてはいけません。
私は“沈黙は金”ではないことを実感しています。

※Business Mind Setの最後の一つはブログの最後に記して締めくくります!

―仕事と向き合う際に確認

⑤何も考えずに取り掛からない

そう、私は何も考えずにいきなり作業に入っていました。
まずは『考え方を考える』のです。
具体的には大きな設計図を書いて、手順の段階で相手に合意をとります。

①おおまかなやることを書き出す
②スケジュールにあてはめる
③最終ゴールや成果物のイメージ
上記を、相手に確認してから作業をするように変えました。

大きなプロジェクトほど、多くの人が関わります。
大きな設計図がはじめにあれば
無駄な時間を費やさずにみんなが同じ方向を向けます。

こちらも期待値と同じで、手を動かす前に、考えましょう!

⑥「情報」ではなく「本質」を提示する

この世にはおびただしい情報があります。
けれど大切なのは「本質」のみ。
情報のなかにわずかに潜む「本質」だけを伝えられるようになりましょう。

『情報を集めるだけでは考えたことにならない。その先にある本質を提示することができてはじめて、価値は生まれる』

そのためには一段高い視点が必要です。
上司は、一段高い視点を持っています。
もし上司ならどんな答えになるか?
視点を上げるために、上司の考え方を観察してみましょう。

「このプログラムを一言で言うと?」など
抽象化するトレーニングも、本質を掴むことに繋がります!

⑦フォーカス&ディープ

大事なこと以外、捨てる。
それが成果を出すための秘訣です。
20対80の法則。
大事なことは20のなかに眠っているのです。

そのためには重要な部分を見極め、判断していく習慣を持つことです。
そして大事だと思ったことは、取りこぼさずに着実に進めていくこと。

この20に眠る大事なことを見つけるためにも
一段上の視点・大きな設計図は役立ちます。
一つができるようになると、きっと連動してうまくいくようになります。

少なければ、少ないほど良いのです。
Simple is BEST!


⑧3時間の60点

私の上司の上司は、初動の大切さをよく説きます。
理由は、情報の鮮度が一番大切だからです。

頼まれごとも同じです。
恐れずに、大きな設計図を確認したら急いでください。
完璧主義は捨てて、自己不満足のままでも良いのです。
本質に通じるものだけを3時間で作り上げましょう。

3時間で60点。
目指すだけで変わります。
はじめは4時間40点かもしれませんが、初動が大事です。


―伝える際に確認

⑨いついかなるときもPREP

Point 結論
Reason 理由
Example 例
Point 結論の繰り返しで締める

時間こそが最大の財産です。
相手の時間を奪わないためにも結論から簡潔に伝えましょう。
私はSlack上では複雑な話の時は
【確認】【報告】【質問】などを冒頭につけていますが
話すときは今考えていることからしゃべり始めてしまいます。
3秒立ち止まっても良いから
結論から話すことを、PREPを思い出しましょう。

※返答するときははじめにYES/NOを!

⑩数字こそが世界共通言語

数字の力をご存じですか?
数字は証拠(ファクト)です。
人を決断させ、動かします。
その数字は自分が独自に集めて、ピックアップする必要があります。
あなたの力で、事実を数字にしましょう。

『感覚的に把握している問題を実際の数字に落とし込み、証拠にすることで人を納得させる』ことが出来ます。

今伝えようとしていることは説得力のある数字に言い換えられないか?
数字を味方につけていきましょう!

⑪筋を通す

『論理さえ通っていれば、上の立場の人も耳を貸すが
曖昧なことを感情で説得しようとする若造は信頼しない』

上の立場の人に信頼されるよう、筋を通そう。
筋とはロジックと数字で構成された、まっすぐな道です。
今からの提案は簡潔なロジックで説明できますか?
数字はきちんと入っていますか?

筋を通せば、きっと相手にも伝わります。

⑫事実+解釈+アクション

私はよく上司に事実確認だけをしていました…!
それは事実→「解釈」→「アクション」へと
発展していくことを知らなかったからです。
ビジネスではまず
それが「事実」か「解釈」か「アクション」か区別することが大事です。

そして、うまく組み合わせること。
「事実(データ)」から「解釈」を出して報告:GOOD
「アクション」の根拠となる「解釈」をセットにして提案:GOOD

「事実」と「解釈」ごちゃまぜにして報告:BAD

人に説明や提案をする時は
事実、解釈、アクションの小見出しでまとめると伝わりやすいです。


―⑬私の役割でバッターに立つ

今まであえて、ねばならぬ、を書いてきました。

しかし最後に伝えたいのは
あなたには、あなただけの役割があるということです
上司には上司の、新人には新人の役割があります。
遅れをとってはいると思い、慌てて他者と同じことをしなくて良いのです。
あなたの役割でバッターに立って、ヒットを打つのです。
あなたはあなたの役割のために、このチームに入りました。
これがチーム貢献です。

プロフェッショナルが集まるチームでは
同じ役割の人は2人要りません。
分業を理解し、それぞれの担当分野で付加価値を出します。
簡単なことでも良いので、自分の役割で貢献しましょう。

―まとめ

本書を読んで、入社して1年は基本の徹底が重要だと感じました。
理由はたとえ10年経っても
基本こそがビジネスに必須のスキルだからです。
今回、特に自分に足りていないと思えた13個の基本を挙げました。

9月末までに
この13個を無意識にできている状態にします!(宣言)
そのためには毎週月曜日このNoteを読み返すようにしたいと思います。

この六月で入社して半年になりました。
アウトプットの場も多くなり
学びの良いサイクルが出来始めているように感じます。

(余談)
登山リュックをGETしたので今年こそ富士山に登りたい!



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