11. 過去世を見に行く

ハイヤーセルフの声を聞いた二日後の深夜の出来事です

ぼんやりと、目が覚めるかな、どうかなという半分寝ていて半分起きているような状況の時、いきなり目の前に巨大なスクリーンが現れました

ちょうど映画館のスクリーンのような感じです

え、何これ！

いったい何が始まるの！？

すると、すごい勢いでシャカシャカと音をたて、ビデオテープのようなものが巻き戻されていきます

「あなたは何度も何度も生まれ変わってきたんだよ」

ハイヤーセルフにそう言われてるかのように、私はひたすらそのスクリーンをじっと眺めていました

そうだ、これはきっと私の過去世を見に行ってるんだ

猛スピードで巻き戻されいく映像を見ようとしても、とにかく速くて速くてなかなか見ることができない…

唯一、見ることが出来たのは、とあるワンシーン

ハイヤーセルフの情報によると中世ヨーロッパの時代らしい

その映像を眺めていると、なんだか身体の中心が熱くなってきた

「それも全て過去世の記憶なんだよ」

熱い、ダメだ！

これ以上見ていられない！

私は強引に目を開けた

このスクリーンの映像は三日続いた

続く