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教科書と違ってもいい、通説を超えていく!3つのNPO好事例

今はNPOのマネジメントについて学ぶ機会が多く、イベントの参加者も予備知識を持っています。実践者や好事例として取り上げられるものが、知っている枠組みと異なると「えっ?そうなの?」と戸惑うことがあります。しかし、そこに真実があります。私は立て続けにそのような事例に出会いました。

1. 寄付者に7回お礼をする

NPOと企業の協働に関するイベントのやりとりでの一コマ。
寄付者への報告メールは多いとうっとうしい?
いや、そうとは思わない。
忙しいと見ないことはありますが
お願いだけあって報告がないのは残念。
自分が寄付者になり、寄付をする側がどう感じるのかを体験してみる。
→重要なのは回数ではなく、何がどう伝わるか、そこへの想像力。

2. 行政施策にするためにロビイングする

「小さな町だから、自分たちのやっていることがどこからか伝わり、市が実施するようになった。」
→直接施策にするような働きかけでないところで伝わるには、何らかの関係の先にキーパーソンがいたはず。ダイレクトに攻めるだけが正解ではないのかも。そもそも行政施策にするのが目的ではないし。

3. NPOと企業の協働

NPOが企業に依頼しての実現ではなく、企業のキーパーソンが惚れ込んで場を作った例。そこまで惚れ込ませた経緯はわかりませんが、「これはやるしかない」と、合理的にメリットだけではなく、動くときもあるようです。

こうしてみると、NPOの転換点は技術や理屈ではなく、もっと別のところで動いているように見受けられます。成功事例を増やすために、好事例の要素を集めて、誰にでもできるようにノウハウにしていきますが、形ができると、その形に引っ張られすぎてしまいます。本質は、気持ちや熱意、非合理性など、よくわからないもので人を動かすのかもしれません。理屈は後からつけるものなのかもしれません。

だから、動物的直観を大事に生きていきます。
所詮、ノウハウは過去のものであり、いま新しいものをつくっているんだよ、たぶん。

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