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Audible 松山正樹『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』

デフ=きこえないこと、聴覚障害
NHKのドラマにもなっているようです。


元ヤング・ケアラーが大人になって

失業して、何か資格が必要で、仕方なく手話の資格を取って単発の仕事につく。そんなところから始まる。この人の背景は何だろう、とよくわからないまま物語が進んでいく。

手話を使えるのにそれは表に出さずに生きてきた。

手話の世界、知らないことが多い

記憶力に著しく問題のある私は、日本語以外の言語習得はあきらめている。

が、手話の世界も知らないことが多く、興味深かった。
手話も、後で学んで身に着ける手話と、もともと手話が第一言語の人が家で使うような手話が違うとか、きいてみるとなるほど。ただ、そんなこと考えたことなかったため、驚いた。

感動ポルノでなく、そこで生きている人を描く

福祉や障害の話しは、がんばっているとか、感動とか、そういう風に描かれることがおおい。今回は、それぞれが活きていくうえで守りたいものがあって、何とか必死に生きているという話。サスペンスとして読んだ。

デフ=耳が聞こえないこと、そのひとにも思いや考えはあって動いている。その人のVoice。最後まで読むと、タイトルの重さ・意味が分かってくる気がする。

※考えはまとまらなくても、稚拙な文章であっても、「毎日投稿」スタイルで行きます。書き続けることを力にしていく。

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