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語学オタクのアラ還主婦の国家試験修行〜全国通訳案内士篇〜

こんにちは、ペーパー通訳ガイドのGerryです。

ガイドとしての仕事は全くしていないのですが(宝が持ち腐れてる・・・?)、今回から全国通訳案内士の試験勉強についてつらつらと書いていきたいと思います。

全国通訳案内士とは?

観光庁が実施する国家試験「全国通訳案内士試験」に合格して、報酬を得て通訳案内(外国人に付き添い、外国語を用いて、旅行に関する案内を行うこと)を行うことを業とする者。訪日外国人旅行者を相手にしたプロの観光ガイドのことを指します。ざっくりと通訳ガイドと呼ばれることが多いです。

改正通訳案内士法により、この資格がなくても報酬を得てガイドの仕事をすることができるようになっています。ただ、全国通訳案内士と呼ばれるのはこの資格を持つ人のみです。

全国通訳案内士になるためには国家試験に合格し、都道府県に登録をする必要があります。試験は年に1度きり。筆記の1次試験と口述の2次試験があります。

1次試験は8月に、2次の面接は12月に実施されます。1次の結果発表が11月で、2次の合格発表が翌年2月です。

2018~2020年は合格率が10%を下回りましたが、平均すると合格率は16%くらいだそうです。1次試験だけの合格率は18%あたりだそうなので、1次試験で相当数がふるい落とされるようです。

どんな試験?

1次筆記試験

英語(中国語、韓国語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、タイ語でも受験可能)
外国語の運用能力を見る試験。英検2級以上程度のレベル。

日本地理
日本の観光地などに関連する日本地理についての内容のうち、外国人観光客が強い関心をもつものについて、基礎的な知識を問われます。

日本歴史
日本の観光地などに関連する日本歴史についての内容のうち、外国人観光客が強い関心をもつものについて、基礎的な知識を問われます。

一般常識
現代の日本の産業、経済、政治及び文化についての内容のうち、外国人観光客が強い関心をもつものについて、基礎的な知識を問われます。

通訳案内の実務
2018年度試験から実施された新しい科目です。通訳案内の現場において求められる基礎的な知識を問われます

すでに持っている資格があれば1次試験のいくつかの科目は免除されます。

<免除規定>
英語→TOEIC L&R900点以上、TOEIC Speaking160点以上、TOEIC Writing170点以上または英検1級のいずれかががあれば免除

日本地理→総合・国内旅行管理者、一般・国内旅行業務取扱主任者または一般・国内旅行業務取扱主任者認定証保有者のいずれかの資格があれば免除

日本歴史→歴史検定日本史2級以上、または大学入学共通テスト日本史Bで60点以上があれば免除

一般常識→大学入学共通テスト現代社会80点以上があれば免除

通訳案内の実務(2018年以降新設)→免除規定なし

英語、地理、歴史は7割程度、一般常識、実務は6割程度取れれば合格です。1科目でも落とすと1次試験は不合格となりますが、合格した科目については申請すると免除規定が適用されて翌年のみ受験しなくてもよくなります。

長くなってしまいました!

1次試験はこんな感じです。これに合格すると合格発表の1ヶ月後に2次の口述試験が待ってます。それについては次の機会に。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。全国通訳案内士を目指している方のお役に立てれば幸いです。








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