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spyamato
背景が違う人のことを理解しようとしてみた
ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う (講談社現代新書) 新書 を読んでみた~昔であったひとのことのお立場や思考の背景を少し理解できたが~
この本の対象となっている方々との出会いやお付き合いが増えるだろうと想定して、Audibleで聞きました。
が、今の自分や周りにいる人との前提が違いすぎて、驚き。
法律婚で妻子あり、家持ちを想定
「役職定年」ということばのある世界
稼ぐべき金額が大幅に減るとあるが、非正規の人はその大幅に減った金額でも「まあまあ」と思うような生活なんですよ
むかし、森永卓郎が、年収300万が普通になるといったときに、「えっ?!300万あればいいじゃん。」と思った氷河期世代の私。
緊急雇用で失業者を救うようなお金が出た時代、「初めて社会保険に入れてもらえた。がんばろう。」と喜んだ私と、「この程度の給料なら、これくらい働けば十分」ということを隠しもしない層の人たち。
分かり合えない溝を思い起こした。
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どうしても私はあちら側には行けない。
低いところに慣れると、高いところにいくということが想像すらできなくなる。
自分には相応しくないと思って拒絶してしまう。
そういう心の壁が私にはある。
なんだけれど、壁の向こうの人たちがいて、多数派で、かかわりが増えてくるとしたら、
いい関係を築けるように、相手のロジックを理解できるように勉強しておくのって大事だと思っている。
なんだけど、相手が私を理解してくれるように、自分のことをどう説明したらよいかはわからない。