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映画制作日誌|劇場の椅子にボンドでも垂らしておこうか

はぁぁ~終わってしまった、、、。お疲れハリー。

109シネマズ広島。「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part2」を観終わったあきらくん(11歳)は、20秒間動けませんでした。

みなさん、映画を観終わった後に言葉が出なくなったり、椅子から立ち上がれなかったりしたことありますか?もし経験があれば、それって何が原因なんですかね?

うん、はいはい。なるほど。

迫力に圧倒されて、結末が衝撃的過ぎて、女優さんが綺麗すぎて。

僕もあるんですよ、何回か。初めて経験したのはハリー・ポッターシリーズ最後の作品でした。終わったんだね、ついに”名前を言ってはいけないあの人”を倒したんだね。という脱力感、安堵と寂しさからだと思います。2回目は「グレイテスト・ショーマン」です。劇場の明かりが灯ってからも、左心房に入り込んだヒュー・ジャックマンとザック・エフロンの歌声が出ていきませんでした(キアラ・セトルも凄かった)。で、ついこの前も久しぶりに経験しました。「ドライブ・マイ・カー」で。これは多分、びっくりしたんだと思います。え、3時間経った?みたいな。

”究極に考え抜かれた脚本”

「長いな」と感じさせない映画にはこれがあるんじゃないでしょうか。今のセリフは何を意味してるんだろう。さっきと何か部屋の雰囲気が違う。観客が無意識に考えてしまうような、それでありながらリラックスして登場人物と共に旅ができるような、そんな脚本を書くためにはとことん考え抜く必要があると思います。

僕たちも、書いては消し、書いては消しを繰り返しています。

ハリー・ポッターもグレイテスト・ショーマンも、音楽やアクションの基礎となっているのは、間違いなく考え抜かれた脚本でしょう。


ということで個人的な目標:

この映画のエンドロール終了後、観客を10秒間動けなくさせる

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