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20221228 お別れの日

今日の調子(10段階評価)
身体→6
心→6

今朝の10時頃、昨日から危篤状態だった
わが家の愛鳥が空に旅立って行った。

しばらく具合の悪い状態が続いていて
一昨日の夜中に吐き戻してからずっと
辛そうに過ごしていた。

昨日の夜にはかなり状態は悪く
薬すら飲むことが難しいような状況。
酸素を入れていたため、鳥籠の中で
過ごしてもらっていたが、いよいよ
看取りの状態に近付いてきたと感じた。


手を湯たんぽ入りの毛布でくるみ
酸素のチューブを近くに固定して
鳥を手のひらに包んだ。 
冷えないように、苦しくないように。


夜中からずっと手のひらで過ごして
もらった。
私は横になり、うたた寝しながらも
ずっと鳥を撫でて過ごした。
時々、堰を切ったように涙が出てきて
まだ泣くのは早いと思いながらも
止めることが出来なかった。


終始、鳥はしんどい様子で何度も発作を
起こしながら段々と手の中の鼓動が弱く
なっていく様子を感じた。


そして、朝を迎えた。


夫は仕事へ行き、それからも私は
手のひらで鳥を抱っこし続けた。


10時を少し回る前に
ずっと手のひらで目を閉じたままの
鳥は目を開いて私を見た。
意志のある目をしていたように感じた。
そして、私は彼女の名前を呼んだ。


スッと鳥の身体から力が抜けて行った。
魂が身体から抜けて行く瞬間だった。
長い間、苦しくしていたが逝ってしまう
時は静かに旅立ってしまった。


あまりのあっけなさに
私はしばらく信じられず
何度も語りかけた。

けれど、もうそこには命はなかった。


病気と老化で少しずつ利かなくなる
身体で、頑張って生き抜いてくれた。
不自由な身体や痛みや苦しみから
解き放たれて、空に還って行った。
もう、辛くないのだと思うと
お別れは寂しいけれど、これで
良かったのだ。


長い時間辛かったね。
頑張ったよ。

うちに来てくれてありがとう。
一緒に暮らしてくれて幸せでした。



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