表現再考:小寒、1月5日
今日は、小寒です。冬至を過ぎて、これから寒さが強くなる時期ですが、同時に、音をたてずに陽が忍びよりはじめます。
小寒の七十二候は、芹乃栄(せりすなわちさかう) 芹がよく生育する、水泉動(しみずあたたかをふくむ) 地中で凍った泉が動き始める、雉始雊(きじはじめてなく) 雄の雉が鳴き始める
次候の水泉動は、春の二十四節季の雨水に通じてもいるのでしょう。
大陸の宣明暦は、雁北郷 (雁が北に渡り始める)、鵲始巣 (鵲が巣を作り始める)、雉始雊 (雄の雉が鳴き始める)とカリ、カササギ、キジと鳥の動きが中心です。それも春に向けた動きの描写なのでしょう。
自然の何に目を向けるか、興味深いですが、あと一月もすれば立春です。