表現再考:刈り終えた田圃で、遊んだ
秋分も末候になりました。この水始涸るというのは、水田の畦を切って水を抜く頃という話だそうです。
もう三十年以上、帰っていない故郷は、そんなに田舎ではなかったのですが、家の周囲には田んぼが広がっていました。
春にはレンゲが広がり、冬は、稲刈りの終わった田んぼで、凧揚げをしたり飛び回って遊んでいました。
でも、水を抜くのを見た経験はないのですが、勢いよく田んぼから、小川に水が流れ出る様を見ていたような気もします。
あれが、今の頃の風物だったのでしょうか。
自然の側で生きれるというのは、今、考えると大変贅沢な経験だったのですね。