表現再考:寒蝉鳴、かんせん なき、風雨押し寄せ
夏休みの虫取りの主役でもある蝉は、秋の季語でもあります。夏がすこしづつかげっては、秋に移りゆく、そんな季節の変わり目にあわれる存在です。
寒蝉は、ヒグラシみたいですが、ツクツクボウシともいわれているようで、秋の訪れをつげる蝉のことなんでしょう。
今日は奇しくも台風が上陸しそうです。この台風は北朝鮮が提案した「メアリー(Meari)」という名称で[やまびこ]という意味の言葉から名付けられているようです。
蝉がなくと秋が近づきますが、台風がひとつ過ぎる毎に、秋がふかまります。
蝉の声が響くこと、そして、台風という現象で、あたかも夏が南から揺り戻されながら熱気が果てていくさまは、やまびこというイメージとも繋がるようです。
ヒグラシは、カナカナと鳴きますが、noteで投稿するに、具合が良いですね。