画廊に行くようになって気がついたこと その56
これまで、デジタル技術、AI、重ね合わせなどの話をしてきましたが、芸術の世界では、計画的、計算的でないものを求めるものもあります。蔡國強氏は、鷹見明彦氏と共に古い知り合いでしたが、彼の火薬の芸術というものも、偶然性、一回性の芸術です。
火を使った芸術として、陶芸もあります。それまで考えて作成はしても、最後の部分で窯の中へと手放す。人智を超えたところの見えざる手に任せるアート。
陶芸家はあまり多くの知り合いはいませんが、天狗寺陶白人さんには生前お世話になりました。
任せるアートも興味深いです。