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表現再考:始雷

 中国の宣明暦に由来する七十二候では、始雷、稲光が初めて光ることを意味するものです。春分の次候が、雷乃発声、 遠くで雷の音がし始めるでしたから、音から、稲光に移ったということです。

 小さい頃の記憶では、雷の近さ、遠さは、音と光の差で、一生懸命、音がして光るまでの時間を数えていたように思います。
 でも、これは狭い地域のことで、広い大陸では、雷のくる時期の差になっているのでしょうか。

 本朝の七十二候では、雷乃発声です。

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