表現再考:鷹化為鳩・・・鷹が鳩に姿を変える
今日から啓蟄の末候になります。本朝七十二候では、菜虫化蝶、なむしちょうとなるで、青虫が羽化してモンシロチョウになるといういうことです。
宣明暦の七十二候では、鷹化為鳩、鷹が鳩に姿を変えるです。これは中国の俗信に、獰猛なる鷹もはるの陽気にあてられて、かわいらしい鳩になるというものをうけているようです。
力を持つ王様も、春のあたたかい雰囲気には、和やかな表情になるということでもあるのでしょう。ここに政治での鳩派、鷹派の由来もあるのかもしれません。
「鷹鳩」というのは、古くから季語にもなっている、ようですね。