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画廊の楽しみ方ーーなんで画廊に足を運ぶのか(75)

 前回の漫画のアシスタントをされてる方との話のことなので、続きのような話です。
デジタル作画になると、絵を描く熱量を伝えれないという気持ちになるといわれていました。

 絵を描くということは、内的世界の想念を伝えようとすることなので、形にできなかった部分を、情熱や想いをのせていく、そういう要素があるのでしょう。
 スポーツの世界の一球入魂や、ゴールへ届けこの思い、そんなことにも近いでしょう。

 ただ、いくら熱量とはいっても、結局、何が売れるか、認められるかは、関係ないんだとも、彼は言っていました。

 作品のもつ迫力、惹きつけて離さない何かは、算定できる評価を超えて確かにあるとは、思います。
 どこに、自分とのつながりを捉えるか、それはそれぞれですが、市場や社会の評価と自分にとっての価値はやはりブレがあるので、いいものをいいと、自分の口でいえる勇気も必要だと思います。


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