パパの1on1インタビューを受けてみて気づいたこと
先日、知人から紹介を受け、パパの1on1インタビューを受けてきました。
「ん?パパの1on1インタビューってなに?」と思われた方は主催者であるサナフミさんのnoteをご覧ください!
1時間半弱のインタビュー。サナフミさんには失礼ですが、正直受ける前は、「雑談程度になっちゃうのかなぁ」と思っていたんですが、そんなイメージとは大違い!とても学びの多い時間となりました。今日はその事について、忘れないうちに言語化してみたいと思います。
インタビューを受けた感想
インタビューを受けた直後に私が感じたこと。一言で言えば次の通りです。
うーん、なんかモヤっとする。。。
サナフミさん、スミマセン。。でもサナフミさんをディスりたい訳では決してないのです。なぜなら、その「モヤっ」の対象は、インタビューやサナフミさんに対してではなく、私自身の内面に対して生じたものだったからです。
では、なぜ私はそう感じたのでしょうか?
恥ずかしい話ですが、私は今の今まで「自分を理解できている。」「自分自身のありたい姿に近づけている。」と信じ切っていたのです。どうしてかというと、私は、普段から仕事や家庭で困難なことが起きても、総じて日々の生活を前向きに捉えられている、つまり、自分自身、日々幸せだと感じていたからでした。
しかし、私は今回のインタビューを通して気づかされました。そこには何らかのギャップが生じているということに。
PexelsのRODNAE Productionsによる写真
気づき❶:結局は○○の猿まねだった
インタビューの中で、どんなふうにお子さんを育てたいと考えられていますか?といった意味合いの質問を受けました。私は、次のように答えました。
具体的にこうなってほしいといった姿はありません。将来の仕事、ポジション、家族構成などにおいて。息子が好きなこと、得意なことを見つけて、それを大切に育んでいってほしいと思うだけです。
ただ、父として私が望むことは、彼自身が自分で考え、行動できる人になってほしいということと、他者に対して思いやりを持って行動し、殺人等の犯罪に手を染めないでほしいということです。
一見良いようにも見えますが、実はこれ、私自身がこれまで歩んできた人生の軌跡そのものだったのです。そのことにインタビューの最後で気づかされました。
私は息子に対し、私自身が歩んできたのと同じ道を、無意識に歩かせようとしていたのです。しかも、それがあたかも正しいことであるかのように。
さらにこのこと、よくよく思い返せば、両親が私にしてきたこととも相関していたのです。つまり、結局私がやっていたことは、両親の猿まねだったのです。
両親は私が苦手としていたスポーツの団体(少年野球やサッカーなど)には、私を送り込まなかったですし、反対に比較的得意としていた学業では、私を塾に通わせたりしていました。私自らが「やりたい」「ほしい」と言ったもの(おもちゃ、映画鑑賞など)は大抵買い与えられました。一方で、何も言わずに買い与えられたものは、ほとんどありませんでした。(なので、我が家にはいつまでもファミコンがありませんでした。)
今まさに我が家で起こっていることはこれと同じです。息子に買い与えられるものは、彼がほしいと言ったものか、彼の得意を伸ばすものに限定されています。両親(私たち)と同じく、スポーツが得意とは言えない息子は、少年団のスポーツチームには所属していません。
つまり、結局私が持っていた子供に対するビジョンは、良くも悪くも、親から引き継がれたものそのものだったということです。
気づき❷:子供からの視点が抜けていた
インタビューでの私の発言を振り返ってみて、子供の立場から私がどう見えているのかを考えてみました。
もし私が今6歳の子供だったと仮定して、父親から「自分のことは自分で考えなさい。」「自分の好きなようにやりなさい。」「自分の得意なことをやりなさい。」と言われていたらどう感じるだろうか?と。
何を言っているのか理解できず、結果、何も発言・行動できないんじゃないかなって思いました。
そもそも「好きなこと」と言われても、かなり抽象的な話です。大人なら「読書すること」「友達と遊ぶこと」のようなことが言えたりもしますが、多くの場合、子供においては、少しイメージがつきにくい。読書なら「鬼滅の刃を読むこと」、遊びなら「友達と外で、鬼ごっこをすること」といったように、具体的なレベルまで落としてあげないと「好きなこと」は見つからないのかもしれません。
子供は、知識面、具体と抽象を行き来するスキルについて、まだまだ初期の段階です。ですので、抽象的な問いを投げるのではなく、ある程度分解し、具体化した問いを投げることも大切なのだと気づきました。
気づき❶❷から私が取れる行動は、
一言で言うと、もっと息子をよく洞察し、息子の立場に立ち、彼が興味を掻き立てられるようなものを、具体的に提供することだと思います。息子からのアプローチを待つのではなく、私自らがもっと積極的に動く。
今までの私は、待っていました。彼の自主性を重んじればきっと彼の好きなことが増えていくと。でも実際そうはなりませんでした。息子は親や周囲からのインプットを待っているのです。何か楽しいことが起きないか?と。
私はその声に正面からは向き合えていませんでした。楽しいことなんて自分にしか分からないんだから、自分で見つければいいんだと。でもそうじゃなくて、もっと提供し続けることが大切なんだと思いました。
「こんな映画があるんだけど、今度一緒に行ってみる?」とか、「こんな絵画コンテストがあるんだけど、一緒に絵描いてみない?」とか、ポイントは、子供にもっと具体的な一緒に○○やってみようを提供していくこと。これが私にできる今の取り組みかなと思いました。
あなたも体験してみませんか?
私は、今回サナフミさんにお時間をいただき、本当に多くのことに気づかされました。自分の内面と向き合うことで、ここまで見えてくるものがあるんだなぁといった新たな感動を感じました。
恐らく、1on1での体験は人それぞれかなり違うのだと思います。ですが、きっとこのわずかな時間の中で、何か新しい、自分の気づいていない何かに出会えるものと思います。
紹介制となりますが、私の知っている方であれば、知り合いという形でご紹介できるかと思いますので、私のfacebook messenger、LINE等でご連絡ください!(知り合いの方に限りますため、この形とさせてください。また、ご希望者が多かった場合も、ご希望に添えない可能性があることはご了承ください。)
最後に、サナフミさんへ、素敵な時間をいただき、ありがとうございました。今後のパパインタビュアーとしての益々のご活躍、心より応援しております!!^ ^