実りの秋に"違和感"を感じるあなたに届けたい、私のとっておき行動
こんにちは!今日のnoteは、9月のnoteもくもく会テーマ「実りの秋、私の秋」というテーマで書いていきたいと思います!
今月のお題をいただいた時にふと思ったんです。
「実りの秋」 - そうか、秋は実りの季節なんだと・・😅
言われてみれば、秋は稲刈りの時期でもあり、ぶどう、栗、さつまいも、松茸とたくさんの旬があるんですよね。
ですが、「食」のことは横に置いておいて、こと「自分自身」に向き合って振り返ってみると、なんかこの「実りの秋」って言葉になんとなく違和感というか、居心地の悪さのようなものを私は感じてしまったのです。
今日はそう感じた感覚から掘り下げて、最終的に至った結論「私なりのとっておきの行動」について書いてみたいと思います。
このnoteが私と同じような感覚をお持ちの方に届きますように✨
私が「実りの秋」に違和感を感じた理由
学生時代を振り返ってみると、私は「秋」という季節に、なんとなく鬱々とした感情を持っていたように思います。どうしてだろう?と考えてみたら、「秋」に自分が輝ける場所を持っていなかったからだと気づきました。
学生にとって「秋」といえば、運動会(または体育祭)、文化祭(または学園祭)のシーズンです。足の速い男子が必死にリレーで競い合う姿、はたまた軽音部でギターを弾く男子が、ダンス・ファッションセンスのある男子が、ステージ上で繰り広げる華麗なるショー。そんなシーンが浮かんできます。まさに青春といった感じ。
一方で私は、こうしたキラキラとした世界とは無縁の生活を送っていました。足は誰よりも遅かったですし、音楽・ファッションのセンスなんてこれっぽっちもない、そして人とのコミュニケーションにも困難を抱えていた悩める学生でした。ですので、運動会や文化祭は実りの場であるどころか、自己肯定感を大いに下げてくれる場だったのです。
そして、その先に私が感じた感情、それは「哀愁」でした。
漢字が示すように、まさに「秋」を心から哀しむ瞬間だったのです。
そんな私は、秋になると人恋しくなる
秋になると季節は大きく変化します。特に夕暮れ時は、蒸し暑さが一気に薄れ、日の入りはぐっと早くなります。すると、それに呼応するように、私の心の中でも一気に哀愁が漂いはじめ、人恋しくなっていたのです。
とはいえ、そんな時に、周囲に心の拠り所となるような「誰か」はいません。モテない男子学生でしたので、当然恋人なんていなかったですし、親やきょうだいにもそんなことは恥ずかしくて当然打ち明けられません。わずかに私を支えてくれた気の知れた友人と交流を持ちつつも、それでもやはり私の心には、どこか満たされない隙間がありました。
そんな私の心の隙間をかろうじて埋めてくれたのは秋の歌だったのです。
秋の歌が哀愁心に染み渡る
秋の歌と聞いて、皆さんはどんな曲を想像されるでしょうか?
世代や思い出によっても左右されるかと思いますが、「秋の歌」で検索をかけてみたところ、私の知っている曲では、いきものがかりの「茜色の約束」、スピッツの「楓」などが結果として引っ掛かってきました。
とにかく言えることは、どれもどこか切ないという点。
そう、曲を聞いているとさらに輪をかけて人恋しくなるんですよね。。まるで傷口に塩を塗るかのように、めちゃくちゃ心に染み渡ります。周りから見るとさらに哀愁感が漂ってくるわけです。で、ここまでくると、もうこのまま流れに身を任せ、そのまま哀愁に浸っていようとする。
そうすると次にはいろんなことを考えるんです。「自分は何のために生きているのか?」とか、「本当の自分は何がしたいんだろう?」とか、「これから先、どうしていこうか?」とか。進路のことや、将来のこと。はたまた恋愛のことなんかもどんどんと、ぐるぐると考えるわけです。
これが年々繰り返されていくと、毎年この時期になると恒例行事化してくるわけです。
寂しい→秋の歌を聴く→将来について考える
結果、私がある秋に決めた決断
それはカナダへの留学(実際にはワーホリ)でした。社会人になってから5年目、2007年9月のことです。
きっかけはミスチルのコンサートでした。この日ミスチルは、まだ当時音源リリースしていなかった新曲を最後に披露しました。
「旅立ちの唄」という曲です。
公式YouTubeを聴いていただければ分かるかと思いますが、この曲もまぁ哀愁感が半端ない曲です。
旅立ちの唄 さぁ どこへ行こう?
また どこかで会えるね Ah
とりあえず「さようなら」
自分が誰か分からなくなるとき 君に語りかけるよ
でも もし聞こえていたって 返事はいらないから
コンサートでのこの曲の演奏は、私の心にうねりを与えました。
「これは何かの暗示ではないか?」
「私の中にあるモヤモヤを解決するのは、今、この環境から"旅立つ"ことなんじゃないか?」と。
この曲に背中を押されるように、私は旅立ちを決意したのです。
最終的には当初の予定から1年の遅れでの出発となりましたが、2009年9月、私は新卒から勤ていた会社を自主退職し、カナダの大地に足を踏み入れました。後ろ盾など何もありませんでしたが、秋の哀愁感が私を突き動かした瞬間だったのです。
当時の決断がなければ、私の人生は良くも悪くも今とは全く異なったものになっていたのは間違いありません。仕事もそうですし、もっと言えば、妻に出会うこともきっとなかったでしょう。
あなたに届け!私のとっておき行動
ここまで読んでいただけた方は、なんとなくお気づきかと思います。そう私がそんなあなたにおすすめしたいことはこれです。
秋の歌に耳を傾け、その哀愁感に浸ること。
もっと言えば、そこから過去、現在、未来のあなたに、思いを馳せることです。
このnoteを書いている時にすら、私は哀愁感に浸っていました。学生の頃に聴いた秋の黄昏時にぴったりのメロディーから、はたまたヒゲダンの曲まで。
秋の歌は、とにかくリフレクションにはもってこいです。
あなたも秋の歌を通じて、黄昏れながらも自分の心に思いを巡らせる旅に出かけませんか?そこにはきっと、幸せの種が埋まっていると思います。
このストーリーが、あなたのなんらかのお役に立てたのなら幸いです。今日も最後までお読みいただきありがとうございました!
おまけ:参考資料(私のお気に入り秋の歌)
黄昏サラウンド(RIP SLYME)
https://www.youtube.com/watch?v=DdFV6TCs5h0
BELOVED(GLAY)
https://www.youtube.com/watch?v=2RY39bE8X78
Yesterday(Offitial髭男dism)
https://www.youtube.com/watch?v=DuMqFknYHBs