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#9 トレーナー帯同情報

WMH マスターズ ホッケー ワールドカップ大会
2022/東京 ボランティア トレーナーブース設置

2年ぶりに開催60歳以上4カテゴリーで熱戦!
世界大会!!

2022年10月19日〜29日 東京オリンピックホッケー場(メインピッチ サブピッチ)にて、マスターズホッケーワールドカップが開催されました。

本来は2020年開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で約2年越しの開催となりました。参加国は12カ国(普段ももっと多い)でその中over60 65 70 75と年齢別4カテゴリーがあるので選手の家族も含めて総勢700人が参加者来日。日本に約2週間ほぼ毎日試合を行っておりました。

大会ポスター

ボランティアトレーナーブースの設置

今回大会運営者の方のご協力を頂きまして数日間ではありますが、ボランティアのトレーナーブースを4社合同で設置させて頂きました。(交通費・昼食代支給あり)
ケア・ストレッチ・テーピングサポートなどを外国人シニアアスリートの皆さんへ提供させて頂きました!

受付!

なぜボランティア?なぜトレーナーブース??

  1. マスターズ大会(年齢高い)、ケアとコンディショニングの提供

  2. 若手・学生トレーナーへ現場研修や現場体験の場として提供

  3. コミュニケーションスキル向上(すべて英語対応)

  4. 異文化コミュニケーション

  5. 「OMOTENASHI」の精神

  6. トレーナースタッフ同士の技術交流

積極的な交流を!

初日は30人程度でしたが、徐々に認知され60人~70人対応という日もあり、多くの方にご利用頂き、大盛況でした。
設置理由で一番重要視したことが、英語でのコミュニケーション能力向上です。昨今若手トレーナー志望者の中では「海外に挑戦したい」「海外のプロリーグのトレーナーになりたい」という希望をもっている方もいらっしゃると思います。若かりし私も実はそうでした。。。

ケアや資格取得はもちろんですが、結局は言葉が話せるかどうか?が一番のポイントとなると思います。そして、話せなくてもその場・その国に行き、学んでいくことが大変重要になってくると思います。国内にいたら現場英語など勉強できないと思いますし、いくら勉強しても「実践」していかなければ使えません。例えば足関節のテーピングをいくら早く巻けたとしても、結果として現場で「その選手の要望に合ったテーピングが出来ない」と意味がないと私は考えます(まあ早い・きれいに越したことはないですが、、、)

今回参加のシニアアスリートのみなさんはもちろん日本が話せません。そんな中、受付から選手の要望を聞き・時間や注意事項確認・ケアの刺激や圧の確認・体の状態を伝えて今後の対処方法をお伝えする。スケジュールの確認・さらに世間話(大会の後は広島と京都に観光するなど)をしてリラックスして頂くなどすべてを英語で対応しました。(互い英語があいまいな日本人とイタリア人では翻訳アプリを使用しました)

受付からすべて英語対応!

トレーナーにはコミュニケーション能力が必須!

選手から情報を引き出す・こちらの情報を伝える・共有するという意味でもやはり積極的に話しかけなければいけないと思いますし、行動していかなければいけません。技術や知識はもちろんですが、トレーナーにはコミュニケーション能力は必須と私は考えます。自分が元気でなければ選手に元気を与えられない!トレーニングの指導が出来ない!と思ってます!

翻訳アプリも駆使してジェスチャーもすべてつかう!

現場での対応能力も

また今回トレーナーブース設置にあたり一度下見をさせて頂き、屋外・屋根付きではありましたが、天候対策なども必要でした。
実際は、急遽場所変更があり現場での臨機応変な対応が求められました。
トレーナーは室内外・天候など関係なくいつどこでも対応を求められます。決してしっかりとした環境の中だけでのケアブースではありません。
その中で自分の能力をしっかりと発揮して、選手をサポートするためにも柔軟な思考も求められます。「あれじゃなきゃダメ」「これじゃないとできない」と言っていてはいいトレーナーにはなれないと思います。
*キャンプなどはいい対応能力を身に着ける手段となると思います!

最大4台のベッドで対応!

改めてシニアライフを考える

今回、シニアアスリート世界大会に参加させて頂き、諸外国の皆さんの非常に楽しそうなシニアライフの姿に感銘を受けました。約3週間慣れない国で試合をして試合後はみんなでビール片手に食事をしながら会話をして笑ってまた次の日を迎える。試合のOFF日には都内を観光して、大会終了後も日本各地を観光して帰国する。もちろん、資金的にも余裕がある方が多いと思いますが、一番はプレーが出来る「健康な体と精神的余裕」を感じました。
健康が無ければすべてを手に入れることはできません。そして年齢的な部分もあるかと思いますが、選手みなさんの「紳士的な対応」が非常にうれしかったです。ゆっくりと話してくださったり、プレゼントを頂いたり「ありがとう」「すばらしい」としっかりと感謝・お礼を伝える気持ちに私も見習わないといけないと感じました。試合前に対応した選手が試合後に「最後までしっかりとgameが出来た!ありがとう!君のおかげだ!」とわざわざ伝えにきてくれたことはトレーナーとして非常にうれしかったです。
選手みなさんのようなシニアライフを迎えることができたら人生楽しいと感じました。

選手の方と①

これからもシニアアスリートやシニアライフをサポートします。

いくつになっても本気に仲間と競技に向き合い必死にボールを追いかける姿は憧れであり、多くの方がいつまでもスポーツを続けられるようにこれからも私たちは皆さんをサポートしていきたいと思います。

選手の皆さんと②
選手の皆さんより頂きました!
テーピング対応も
選手のみなさんと③

最後に

今回、ボランティアトレーナーブースを設置にあたり、ご理解とご協力を頂きました、日本ホッケー協会シニア部ワールドカップ実行委員会の皆様・東京都ホッケー協会の皆様・品川区・大田区実行役員の皆様・選手の皆様・ボランティアの方々・参加してくださった4社の方々・学生トレーナーの方、関わった皆様に感謝と御礼を申し上げます。
ありがとうございました。


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