晩年期天将星のタモリさん
昨日、久しぶりにNHK『ブラタモリ』を視聴しました。
昨晩は対馬の特集をやっていて、元寇の詳細や、敵が攻め入って来た当時の地形などを専門家が説明して回っていて、それに対するタモリさんの反応が、相変わらず地質学者みたいだなぁと感心しました。
昔から、「この人は学者みたいだ」と私は思っていて、小学校の頃、先生との交換日記みたいなのを義務づけられていた時に、「タモリは天才だ!」と書いたことがありました。
そうしたらば担任が、「そう思う??」と不服そうな返信を寄こしたので、「先生はタモリの賢さが分からんボンクラだ」心の中で軽蔑した記憶があります。(我ながら嫌なガキだ)
8年前、『笑っていいとも!』を降板したとき、世間はとても残念がっていたのですが、私は「ようやく辞められたんだ、良かったね」という感想を持ちました。
というのも、私からするとタモリさんは昼の顔ではなく、『タモリ倶楽部』に代表するマニアックでディープな深夜の顔がしっくりきていたので、やっと解放されたんだという印象が強いです。
『笑っていいとも!』では、ゲストが新人タレントだろうが大物俳優だろうが、誰に対しても平等に接してたように思います。司会者としてはとても素晴らしいことなのですが、「ぶっちゃけ、誰に対しても興味ないよね」というのがバレバレで、つまらなそうな印象を受けていました。
ところが『タモリ倶楽部』や『ブラタモリ』のタモリさんは本当に活き活きしていて、水を得た魚という言葉がぴったりです。
この方は探求心が旺盛だし、知識欲が貪欲だというのは強く感じていたので、きっと印星が強い人だなと思って、調べてみました。
うーん、やっぱり主星が学者星の玉堂星。
インディ・ジョーンズのような知的冒険家の龍高星もある。
そしてマニアックな調舒星。
見事に宿命通りの人生を生きてはります。
あと、この方は財星がありません。
お金には興味がないようです。
(財星がない皆さん、救われましたでしょうか?)
タモリさんは若年期が天胡星、壮年期が天極星と身弱星が続いています。赤塚不二夫さんなど大物に可愛がられ、来る仕事にこだわらず何でも引き受け、流れのままやって来たというのは、身弱の生き方としては最適です。
中年期の天極星は特に家庭運に落ち込みがあるとされていますが、お子さんがいらっしゃらなかったのが幸いしていて、大過なく過ごせたようです。
そして晩年期は石門天将、ここにきて最強の星が回ってきています。
天将星などの身強の星は我が強くなりますから、もう老後は好きな事だけをやっていたいという気持ちが強くなっての、『笑っていいとも!』降板だったのではないでしょうか。
晩年期に天将星がある人は生涯現役。
これからも、知的好奇心を満たす番組を精力的に続けて行かれることでしょう。