空仮中
空仮中と言う物は諸行無常と関わっている。空仮中を理解出来ると、自然と諸行無常の考え方にたどり着く。全ての物事は要素の集まりであり、縁によって要素に変化があれば変化が起き、要素に変化が無ければ変化は起きず何も変わらない。しかし、この世界は常に様々な縁によって要素に変化が起きているので、諸行無常と言う事になる。諸行無常は儚いような、全ては壊れてしまうような残念な世の中の見方のようだけれど、そう言う面もありながら、未来は分からない、悪い事が起きたり良い事が起きたり、何が起きるか分からない、因果関係で物を見ると先が見えて苦しみが起きるけれど、諸行無常の見方だと先の事は分からないのだから考えても仕方がないと苦しまずにすむ。諸行無常は物事に執着しない考え方、苦しみを減らす考え方として人々の救いになる。特に今の時代の先を計算して行動する事を良しとするような生き方を皆んながする時代にはその苦しみを減らせる考え方としてとても必要だと思う。
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