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フランケンシュタインのネコ

赤ちゃん向けのオモチャって面白いですね。

モノの形は素材と機能で決まってくるわけですが、五感がまだ制限されている赤ちゃんが把握できる部分に特化していくと、大人からはガチャガチャに見える物が出来上がっていきます。

うちの子はまだ5週目なので、できるアクションとしては↓くらい。
 ・見る(ほとんど見えてなさそうだけど)
 ・聞く
 ・咥える
 ・掴む
 ・蹴る

なので、赤ちゃんの目にも移りやすい色で、掴むところが沢山あって、咥えても安心で、振ったり蹴ったりすると音が鳴るようなものが良いということになるんじゃないでしょうか。

Webで見ているとそんなオモチャが沢山あるわけですが、ひときわ僕の興味を惹いたのはこちらの御仁。

SKIP HOP 布おもちゃ バンダナバディーズ・ストローラートイ/キティ TYSH306200

ありとあらゆる部分が赤ちゃんにもみくちゃにされるために魔改造された猫ちゃん。うつろな目で絶妙に視線が外れる宣材写真が胸を打ちます。

カラフルな耳は触るとクシャクシャパリパリ音がなる紙が縫い付け
ヒゲは赤ちゃんの視覚に影響しやすいカラフルに染色
恐らく同じ理由でツギハギにされた皮膚
胴体の中からはカランコロンと心地よい鈴音が聞こえる
右手に縫い付けられた掴めて音が鳴る色付きのオモチャ
襟首カラーは噛んでも安心な素材
何故か皮膚に縫い付けられたポケットからも噛める魚が

きっとある日ご機嫌に散歩していたところを、研究に失敗し狂気をまとった博士に攫われてしまったに違いありません。ガスが流れ込み意識を失い、目を覚ますと赤ちゃんの大好物に変身していたのです。不憫。

あと余談ですが、ネコ=魚のイメージがあるのは日本だけだそうです。

肝心の反応はというと、うちの子にまだよくわかんないみたいですね。流石に5週目の赤ちゃんではオモチャは認識できていないようです。

何か少しでも刺激になればと起きている時には近くに置くようにしていますが、大体殴られるか蹴られて少し離れたところで、遠くを見ている姿が発見されます。

彼の存在がかかっているので、何とかして遊んであげて欲しい。

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