DARKは可能性に満ちている場所
仕組みがわからないままその有用さを享受することを知的負債と呼ぶらしい。我々はもはやテクノロジーの及ばない所で生きていくことができないし、考える事ができない。アントロポセン(人新世)は、人々が思考停止になりやすい時代と言えるかもしれない。
私には文章が難解なのだが、とても面白い一冊になりそうだ。読了するのに時間がかかりそうなので最初の第一章Chasmについてだけの感想である。
クラウドについての考察に考えさせられた。クラウドは雲と言うメタファーである。雲なのでぷかぷか浮いているイメージである。なんとなく親しみもあるので使いたい時に利用してい用が終わったら出て行く。非常に便利なものである。
我々少なくとも私はクラウドがどう働いているのか理解していないし、しようともしていなかった。その上でクラウドを経験していたわけである。
クラウドの仕組みを理解する事はおそらくで私にはできないだろう。しかし考えることができる。この「考えること」が、New Dark Ageを生き抜くための鍵となるであろう。
Dark(暗黒)は視界が見通せない。その状況において多くの人はパニックに陥るか目を閉じるということになりがちだ。
しかしDarkは、自由や可能性に満ちており平等の場所とも言える。
人類の歴史は、不可知について学ぶことの重要性を示している。
自分自身のコンパスを手に進むことが今も昔もこれから先も、我々の将来の方向性を決める。