「社会人になるに向けて」No.1 量は質を超える
(PJのインターン生に向けて)
せっかくご縁があり、本PJに参加して頂いていますので、
社会人になるに向けてのメッセージを、
不定期ですが配信していこうと思いました。
【社会人になるに向けて】No.1 「量は質を超える」
・私は2006~2010年までマイナビにいました。
(元々入ったコンサル事業部が撤退してしまったので)、
二年目からはコア事業の就職情報事業本部で、
事業側から営業部隊の教育システムを体系化し、
それを支える研修企画・講師・営業同行なども行っていました。
新人の場合、当時は毎年100人以上が入社してきたので、
延べ400人以上、その後の成長も見てきた中で気付いた
ことがありました。
それは、その後に成長してハイパフォーマーになる方と、
そうでない方の行動特性の違いです。
例えば東大卒に代表されるような高学歴の方は、
「どうやったら営業アポを効率化できるか」をデスク上で、
一生懸命考えていました。
他方、そうではないグループはとにかく電話し続け、
外に出続け、営業しまくっていました。
結果を出していったのは、もちろん後者のグループです。
たまたまではなく、私が見てきた4年間、いずれも明確に
同じ傾向でした。
この行動特性の違いはたった一年で明確な実力差となり、
多くの場合、埋まらない差となっていきました。
また高学歴のグループは、
・「うちの会社は情報が共有されない」
・「ビジョンが見えない」
・「上司が○○で、、」
などと、結果が出ないことを、大体誰かのせいにしていたのも、
概ね共通する行動特性でした。
戦略コンサル→MBAというキャリアを歩んできた当時の私は、
実は最初はこの高学歴グループと同じ思想でしたが、
こうした事実を目の当たりにして価値観が大きく変わりました。
「量は質を超える」。
そういうことなのでしょう。
一定の量をこなすことで、物事の真相(深層)が見えてきたり、
基礎や型が身につき、土台ができる。それを伴って初めて、
効率化のフェーズにいけるし、土台があると、そのときの
ジャンプはより確実かつ高いということ。
2013年12月1日午前0時0分。
人材業界では、ある「奇跡」が起きました。
就職情報サイトを創業し60年間この市場で絶対王者(掲載社数)
であり続けたリクナビ(リクルート)が、ついにその座を
マイナビに明け渡しました。
しかも、リクルート:マイナビ=9,200社:10,700社、
1,500社という圧倒的な差で。
「量は質を超える」。
これは、マイナビの就職情報を率いていたトップの口癖
(現取締役)であり、
またこのときの営業部隊の部課長や最前線にいたのは、
私が在籍時にかかわり、量にこだわってきたメンバー達でした。
考えることや仮説をもつことはもちろん大切ですが、
それにこだわり、横着し、行動量がおざなりになっては
いけないのだと私は捉えています。
そして行動量は習慣でもあり、急には身につきません。
だまされたと思って、このインターン経験でも、
(それ以外でも)、量にこだわってみて下さい。
それを続けた先に、新しい景色が見えてきます。
「当時と時代や環境」は違う、という意見もあるでしょうが、
恐らくこれはパフォーマンスを出す上での本質的な部分なので、
私は変わらないかなと思っています。
野球のイチローやサッカーのメッシ等など、
その枚挙にいとまはないでしょう。
人の生き方は様々ですし、自由です。
ですのでもし皆さんが、もっともっと成長したいと
いう場合にはの話しですが、
まずは「量」にこだわり、新卒入社する前までに
習慣化してみることを、私はオススメします。
そして、フルコミ海外インターンへの参加も(笑)。
「量は質を超える」。
※追伸:観光宿泊特化型の海外インターン(β版)をローンチしました。