体がどんどん不健康
体は資本というけれど外国に来ると本当に健康のありがたみを感じる。
会社に通っていた頃はほぼ健康だったのに、嫌だと思っていても身体的には病気をしなかったのにこっちに来てからというもの結構重めのケガや病気で病院に何度も通ってしまった。
そもそもここを目指した時、精神薬を最大量で服薬していた。薬を取りに一度帰国もした。
何かとお腹を壊したり落ち込んだりして思うように動けなかった。それでもテンションが高かったのでなんとか乗り切っていたのだと思う。
春になってようやく暖かくなり始めたところで右ひざを石畳にぶつけて一週間血が止まらなかった。今思うとひと針ふた針縫っても良かった気がする。ババアが営む診療所にかかってしまったおかげで適切な処置が遅れたと思う。レントゲン撮ったり一週間安静令が出たりして大変だったし痛かった。
精神薬はどうしても睡眠薬だけがやめられず夏の初めにとうとうこっちで処方を受けることになった。これが良くなかったのかそれとも他に原因があったのか低血糖症と甲状腺嚢胞ができてしまう。
夏は暑かったせいもあり、この原因不明の病で終始だるくひどい時は一週間寝込んでいた。全身が痛くて動けない。食べても食べてもお腹が空きそして意識が遠のいて傾眠してしまう。頭の中にドイツ語が浮かんでこない。今まで以上に勉強しているのに何にも覚えられない。最初はどうしてこのような状態になっているかわからずよっぽどバカなんだろうなと落ち込んだ。医者にかかって想像以上に状態が悪いことを知り「帰国」の文字も浮かんでさらに落ち込んだ。
甲状腺嚢胞は甲状腺内科の専門医にまで回され、そこでいきなり嚢胞を針で吸い出す処置をされて凹んだ。HPゼロになった。
今は夏の無理が祟ったのか落ち込みきって登校拒否中。
振り返るともう少し日本で休んで体調整えてから出てくれば良かったとも思う。
何とか自分の身に次々と起こる不幸から逃れたくて不幸な自分が恥ずかしくて周りの目から逃げたくて遠くに来たかった。
自分がダメージを受けている時に思うように動けっこない。どんなに気丈に振る舞ってもケガをし病気にかかりうまく動けなくなっていった。
だからといって日本でおとなしくしていたら身動きも取れずに潰れているだけかもしれない。
私を騙した会社に一矢報いようとも思わなかったかもしれない。
後悔するよりは運命だと思って生きていきたい。
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